四日前に目覚めると、世界は滅んでいた――
『灰の魔法使い』リティが目覚めたら、『氷の年』によって生き物は死に絶えていた。リティはメイナとともに、師匠や人々の消息を求めて、『北の聖地ファナス』を目指す。触れたものを『灰』にする、自身の魔法を嫌うリティ。それをささえるメイナの『灯り』。
わずかな生存者。静かな世界。ささやかな奇跡。旅路の果ての真実とは。
ほっこり切ない終末日常系文芸ファンタジー。
終末日常系のほっこりとした、ときに切なくときにエモーショナルな『14篇』の旅路の中で、徐々に神話や災害の秘密が見えてきます。
わずかな生き残りの人々とのふれあいや、意外な事件を通して、二人は生きる意味や、お互いの痛みを知っていきます。
読み終えたとき、癒されるとともに、世界の見え方が変わるかもしれません。