本書は、測位技術を体系的に整理した専門書『測位学』シリーズの第2巻であり、第1巻で扱った基礎理論を前提として、実用・応用・発展的内容を中心にまとめたものである。
GNSSを核としつつ、実際の測位システムで直面する課題や制約、各種センサとの統合、測位精度の評価方法、運用上の留意点など、理論と現実の間に生じるギャップを意識した構成としている。個別技術の紹介にとどまらず、測位システム全体をどのように設計し、評価し、運用していくかという視点から整理を行った。
また、測位技術の発展的側面や、今後の技術動向を俯瞰し、実務・研究の双方において応用可能な知識として位置づけている。第1巻と併読することで測位技術の全体像をより深く理解できる一方、本巻単独でも応用・実践的観点から参照できる内容となっている。
測位技術を業務で扱う技術者や研究者、システム設計・評価に携わる実務者に向けて、基礎の上に立った実践的理解を提供する一冊である。