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手から手へ 三浦綾子記念文学館復刊シリーズ 5

残像 下

著:三浦綾子

紙版

内容紹介

「紙の本で読みたい」という声にお応えする“手から手へ 三浦綾子記念文学館復刊シリーズ”の第5弾。
札幌を舞台にした現代小説。
ある日、見慣れぬ女を玄関先で見かけた真木弘子は、それが兄の捨てた女であることを知った。怒鳴って追い返す兄。それを諌めようともしない父と母。兄は行動をエスカレートさせ、家族を危機に陥れる。弘子は、自分に何ができるかを考え……。

目次

衝立……7
石狩河口……37
トロイメライ……53
大沼……83
水輪……99
罰……121
距離……159
積丹半島……203
盆提灯……233
バック・ミュージック……263
相克……287
三浦綾子とその作品について……358

著者略歴

著:三浦綾子
1922年北海道旭川市生まれ。小学校教師、13年にわたる闘病生活、恋人との死別を経て、1959年三浦光世と結婚し、翌々年に雑貨店を開く。1964年小説『氷点』の入選で作家デビュー。約35年の作家生活で84にものぼる単著作品を生む。人の内面に深く切り込みながらそれでいて地域風土に根ざした情景描写を得意とし〝春を待つ〟北国の厳しくも美しい自然を謳い上げた。1999年、77歳で逝去。

ISBN:9784991232527
出版社:三浦綾子記念文化財団
判型:4-6
ページ数:372ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2021年10月
発売日:2021年11月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ