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失われたドーナツの穴を求めて

編:芝垣 亮介
編:奥田 太郎

紙版

内容紹介

穴があったら入りたい!? 学問、人生、宇宙の謎。すべての穴はドーナツに通ず。歴史学、経済学、物質文化論、コミュニケーション学、工学、数学、言語学、哲学…。人類の叡智をドーナツの穴へと傾注した知の宝石箱。ドーナトロジーへようこそ!

目次

はじめに第0穴 ドーナツとその穴にまつわる深い謎を学問する〜ドーナトロジーへようこそ  奥田太郎 第1穴 ドーナッツの穴はいつからあるのか[歴史学]  大澤広晃第2穴 失われたドーナツの穴を求めて[実証研究]  芝垣亮介[松川寛紀 監修]第3穴 ドーナツの穴はいくらで売れるのか[経済学]  後藤剛史第4穴 ドーナツの穴から世界の成り立ちを覗く[物質文化論]  佐藤啓介第5穴 ドーナツの穴に向かって会話する[コミュニケーション学]  今井達也第6穴 ドーナツの穴は数学的に定義できるか[数学]  佐々木克巳第7穴 私たちは何を「ドーナツの穴」と呼ぶのか[言語学]  芝垣亮介第8穴 ドーナツに穴は存在するのか[哲学]  奥田太郎穴コラム0 ドーナツの形は宇宙の形?  奥田太郎穴コラム1  中国から考えるドーナツの穴①――武漢面窩と中国の「近代」  宮原佳昭穴コラム2-1 僕たちがドーナツ屋になったワケ  松川寛紀穴コラム2-2 ハグジー流・家庭でできるおいしいドーナツのレシピ  松川寛紀・松川由実穴コラム3 穴馬考――あなたの、そして私の穴が走っています  髙田一樹穴コラム4 天体観測ミッションとドーナツ  坂本 登穴コラム5 中国から考えるドーナツの穴②――漢字・文物・貨幣  宮原佳昭穴コラム6 不思議の国のアリスにみる穴だけ残ったドーナツ!  佐々木克巳穴コラム7-1 穴を掘るって、地面を掘るんじゃないの?  芝垣亮介穴コラム7-2 穴を埋めると穴はなくなってしまうのか?  芝垣亮介「ドーナツの穴」を学ぶ人のための必読書特別寄稿 本書の穴を埋める  加地大介あとがき

著者略歴

編:芝垣 亮介
1980年生まれ。ロンドン大学東洋アフリカ学院大学院で学ぶ。博士(言語学)。南山大学外国語学部准教授。専門は言語学。
編:奥田 太郎
1973年生まれ。京都大学大学院文学研究科で学ぶ。博士(文学)。南山大学人文学部教授。専門は哲学。

ISBN:9784990956608
出版社:さいはて社
判型:A5
ページ数:224ページ
価格:1800円(本体)
発行年月日:2017年07月
発売日:2017年07月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VS