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ひろちか先生に学ぶこよみの学校 Ⅱ

著:中牧 弘允

紙版

目次

 まえがき 2
第1章 こよみのしくみ 9 
第1話 数え年と満年齢─仏紀のちがいもしかり/10
 第2話 十二支の申─猿文化の古今東西/14
 第3話 十干の丙─「ひのえ」のいわれ/18
 第4話 六曜の功罪─顕在的機能と潜在的機能/22
 第5話 インドネシアの「五曜」─市の日にかかわる循環/27
第6話 月齢の記号─4個が主流/32
第2章 旧暦・日本の暦 37 第7話 日和見と日知り/38
第8話 三嶋暦―京暦に次ぐ古い伝統/42
第9話 渋川春海と麻田剛立―江戸前・中期の天文学者/46
第10話 間重富と高橋至時―寛政暦を作った大坂人/50
第11話 間重富関係資料が重要文化財に/54
第12話 田中久重の万年時計/58
第3章 こよみとアート 63
 第13話 日本の四季絵・月次絵―四季耕作図への展開/64
 第14話 西欧の月暦画|暦と絵画の組み合わせ/69
 第15話 浮世絵に描かれた伊勢暦―女弁慶と山海愛度図会/74
 第16話 海を渡った浮世絵カレンダー―横浜の川俣絹布製錬/78
 第17話 イギリスの四季絵・月次絵―ケイト・グリーナウェイのカ
レンダー/83
第18話 化粧品会社の美容暦─暦と絵画の組み合わせ/88
 第19話 西洋絵画をひろめた壁掛けカレンダー─旗手はルノアール/
92
 第20話 アンデスの月次絵─ペルーのレタブロ暦/96
第4章 年(とし)と季節にちなむ慣習と伝統 101
 第21話 オランダ正月/102
 第22話 台湾の元宵節─台湾燈節と十份天燈/106
 第23話 バレンタインデー─繁殖力の復活/110
 第24話 サツキとメイ―日付や曜日に由来する命名/114
 第25話 母の日から生まれた父の日/118
 第26話 入梅と半夏生─梅雨時の雑節/122
 第27話 和菓子の水無月─暑気払いと厄除け/126
第28話 夏至の食べ物─和食レストラン「こよみ」を訪ねて/130
第29話 海の日と山の日/134
第30話 山の日のルーツ―─国際山岳年と地球サミット/138
  第31話 二一〇日と二二〇日―野分の季節/143
  第32話 七五三─明治以降に創られた伝統/147
  第33話 薮入りとお仕着せ/151
  第34話 「こよみ」を名乗る美容室やレストラン/155
第5章 ユニークなカレンダー 159
  第35話 現存する世界最古の暦/160
第36話 現存する日本最古の暦/164
 第37話 南部の絵暦―絵文字と記号の組み合わせ/168
第38話 沖縄の砂川暦―干支や日の吉凶を記号に/173
第39話 台湾原住民族の絵暦―ブヌンの祭事暦/177
第40話 中国彝族の古暦―1年を10ヵ月/18ヵ月とする太陽暦/181
 第41話 スマトラのバタク暦―サソリが厄日のしるし/186
 第42話 カメルーンの暦─焼畑農耕民の季節観/191
 第43話 雪国カレンダー/196
 第44話 4月始まりのカレンダー/200
 第45話 一〇〇年カレンダー―日々これ累積なり/205
第46話 一ヵ月分の日めくりカレンダー―反復は力なり/209
第47話 暦文協オリジナル・カレンダー─地球時代に必須のアイテ
ム/213
  第48話 こよみの明るい末路―破棄・再利用・保存/218
あとがき222

著者略歴

著:中牧 弘允
1947年、長野県生まれ。埼玉大学教養学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。文学博士。国立民族学博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授、吹田市立博物館館長。宗教人類学、経営人類学、ブラジル研究、カレンダー研究などに従事。
日本カレンダー暦文化振興協会理事長。カレンダーの収集と研究は1992年のインドネシア調査に始まり、国立民族学博物館特別展示「越境する民族文化」(1999年度)の「暦コーナー」を担当。
著書に『日本宗教と日系宗教の研究―日本、アメリカ、ブラジル』(刀水書房、1989)、Japanese Religions at Home and Abroad (RoutledgeCurzon, 2003)、『会社のカミ・ホトケ』(講談社、2006)、『カレンダーから世界を見る』(白水社、2008)(第55回青少年読書感想文全国コンクール課題図書、2009)など。2015年12月に前書『ひろちか先生に学ぶこよみの学校』をつくばね舎から刊行。

ISBN:9784924836846
出版社:つくばね舎
判型:B6
ページ数:224ページ
価格:1500円(本体)
発行年月日:2017年08月
発売日:2017年08月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PG