「日本考古学における土偶」は、狭義の型式分類や編年化を超え、過程としての土偶観を提示し、ストーリーが先行する日本考古学のようすを指摘する。「志段味地区で最初に埴輪をもった古墳(復刻)」は、名古屋市守山区上志段味の南社古墳の埴輪の実測図を、43年前、世にはじめて紹介した歴史的論文である。複刻の機会にあわせて、論文作成の協力者が「南社古墳から眺める」をまとめ、南社古墳の社会史を誌した。
■目次
日本考古学における土偶──土偶は、果たして「土偶」なのか・・・内田洋隆
志段味地区で最初に埴輪をもった古墳 ──南社古墳(名古屋市守山区上志段味)(復刻)・・・伊藤禎樹
南社古墳から眺める──伊藤禎樹氏の論文「志段味地区で最初に埴輪をもった古墳」をメタファーにして・・・犬塚康博