山頭火のあっかんべー
著:吉田 正孝
紙版
内容紹介
一夜、夢枕に山頭火が立った。
盛んに手招きする。追いつこうと必死で歩くのだが、
いつまでたっても追いつけない。
こちらの息使いが荒くなる。山頭火が言う。
「ここまでおいで」
【生誕140年、山頭火行脚の記録】
目次
はじめに 種田山頭火の一生のご紹介
第一部 神湊隣船寺所蔵の山頭火関連葉書のことなど
第二部 山頭火のあっかんべー
山頭火の後ろ姿/山頭火の書簡を整理する
第三部 神出鬼没山頭火
宗像承福寺のこと/市電停止事件の際の連行者とは
第四部 山頭火が篠栗を歩く
おわりに