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詩303P 内田麟太郎

著:内田 麟太郎
絵:杉野ギーノス

紙版

内容紹介

詩【内田麟太郎】 × 絵【杉野ギーノス】 × 装幀・デザイン【寄藤文平】
「一人じゃないよ」とこの本は教えてくれた。
見えない存在に、私たちは守られて生きている。
そのことに気づかせてくれる、あたたかな詩集。
──詩人・文月悠光 推薦

「1杯のコーヒーのように内田麟太郎の詩100篇を」
内田麟太郎さんが日々ブログやSNSなどで発表し、詩集に収められていなかった100篇を収録しています。ことば遊び、ナンセンスユーモアから抒情的な詩まで、幅広く内田麟太郎さんの世界を愉しむことができます。なんてことのない日常も、内田麟太郎さんの視点を通すと、かけがえのない日常に変わります。1日1篇ずつ読み進める、ぱっと開いたページの詩を読む、その日の気分にあった詩を読むなど、1杯のコーヒーのような、日々のささやかな愉しみとなるように幅広いテーマから選んでいます。内田麟太郎さんがつむいだ詩が、みなさんの体の隅々に染みわたり、心をあたためてくれますように。

内田麟太郎×杉野ギーノス
「未知との遭遇」
詩集の装画と挿絵は、独特なタッチと鮮やかな色彩で、今最も注目されているアーティスト、杉野ギーノスさんに描いていただきました。内田麟太郎さんは、あとがきで自身の詩と杉野ギーノスさんの絵のコラボレーションを「未知との遭遇!」と表現しています。「美しい抒情世界とブリキのおもちゃの出会い。これぞ少年世界でなくてなんでしょう。」と。そして、ブックデザインは数多くの本の装丁やアートディレクションを手がけている寄藤文平さん。3人の才能がぶつかり、織りなされたこの詩集と、読者のみなさんとの出会いもきっと「未知との遭遇!」になることでしょう。

「P」に込めた想い
この企画が始まった頃、寄藤文平さんから「詩集は従来アーカイブのような役割を果たしているものが多く、書棚にしまっておきがちになるけど、もっと手軽な、いつもテーブルにそっと置いておけるような感じにしませんか」と、ペーパーバックのような本を提案されました。そして、303BOOKSの本だから303ページにして、「詩303P」というシリーズにしたらどうかと。「P」には、いろいろな意味も込められています。「Poem」「Page」「Piece」「Punch」……、「P」のつく言葉を出していき、若い人から年配の人まで、暮らしの傍らに置いて読んでもらえるような詩集のシリーズを目指すことになったのです。

著者略歴

著:内田 麟太郎
【内田麟太郎】
1941年福岡県生まれ。詩人、絵詞(えことば)作家。『さかさまライオン』で絵本にっぽん賞、『うそつきのつき』で小学館児童出版文化賞、『がたごとがたごと』で日本絵本賞、詩集『ぼくたちはなく』で三越左千夫少年詩賞を受賞。他に絵本「おれたち、ともだち!」シリーズなど著作多数。2021年に福岡県大牟田市に「おれたち、ともだち!」シリーズをはじめ絵本の原画を収蔵する「ともだちや絵本美術館」が設立される。303BOOKSサイトにて詩の連載中。
絵:杉野ギーノス
【杉野ギーノス】
佐賀県出身。東北芸術工科大学 グラフィックデザイン学科卒業後、グラフィックデザイナーを経て2020年から個展や企画展などの出展を中心に作家として活動。オイルパステルで描く、マットな質感と鮮やかな色彩が特徴。

ISBN:9784909926180
出版社:303 BOOKS
判型:B6変
ページ数:303ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2022年11月
発売日:2022年11月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ