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ロッキード事件で有罪となり、失意の晩年を送った田中角栄の無罪（冤罪）論を鋭く主張する、筆者渾身の一冊。

（筆者より）
本書は、拙著のＫｉｎｄｌｅ本『田中角栄　無罪（冤罪）論』（旧版）の明晰志向の新訂版です。
旧著は、廉価であり、詳しく客観性に富んでおり、「人気作品」との評価も頂きましたが、他方では、一般の方が読み通すには骨が折れ、主張したい諸点を明瞭に示す点では幾分（説明過少等）難も。更に、電子書籍は、不慣れの諸賢には、アクセス困難な嫌いもあり、加えて、旧著には少し古くなった部分も。
　多くの諸賢が（本文精読で、複雑な事実関係を見通して）真相を掴み、角栄無実の声に賛同されることを心から期待してやみません。

第一章　角栄無罪論　基本論
第二章　檜山廣・伊藤宏に対する特捜取調べの無理
第三章　総理就任後早々の「丸紅政治献金」授受の説得性
第四章　「冤罪・郵便不正事件とロッキード事件丸紅ルートとの酷似」等の重要事
第五章　檜山・伊藤に対する乱暴な取調べの模様
第六章　（付論）　検察とくに特捜のもう一つの（裏面的・肯定的）評価
【補論：キッシンジャー謀略説（付、ネタニヤフとプーチンの大非道・侵略）】　

著：斎藤信治
現在：中央大学法科大学院フェロー・中央大学名誉教授（専攻：刑
事法学）
2004 ～ 2015 年　中央大学法科大学院教授
1997 ～ 2006 年　旧司法試験考査委員
1968 ～ 2004 年　中央大学法学部奉職（助手・助教授・教授）
1968 年　中央大学法学部（夜間部）卒業、旧司法試験合格
1967 年　中央大学法学部助手試験合格
1963 ～ 1968 年　農機具会社設計課・新聞店・法律（三菱商事顧問
　　　　　　　　弁護士、日弁連会長弁護士）事務所に勤務
1963 年　新潟県立長岡工業高校（機械課程）卒業、中央大学法学部
　　　　　（通信教育部）入学（後、 夜間部に転籍）
1945 年　新潟県古志郡栃尾町（現：長岡市）で出生