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アンタゴニズムス

ポピュリズム〈以後〉の民主主義

著:山本 圭

紙版

内容紹介

左派ポピュリズムのあとの、ラディカル・デモクラシーの未来とは?
いま私たちが目撃しているのは、むしろ複数の敵対性、すなわち社会のいたるところで、いたるところから、これまで自明視されていた基礎付けに異議を申し立てる「アンタゴニズムス」にほかならない――。気鋭の政治学者による民主主義論。

目次

はじめに――アンタゴニズムの時代
 
第一章 マルクスを別の仕方で相続すること──ポスト・マルクス主義とは何か
 
第二章 政治と精神分析の未来
 
第三章 嫉妬・正義・民主主義
 
第四章 来たるべき公共性──アレントの身体とゾーエーの複数性
 
第五章 とりあえず連帯すること──ジュディス・バトラーの民主主義論について
 
第六章 ポスト・ネイションの紐帯のために
 
第七章 左派ポピュリズムのあとで
 
第八章 アゴニズム再考──ポスト基礎づけ主義と民主主義
 
あとがき

著者略歴

著:山本 圭
1981年、京都府に生まれる。立命館大学法学部准教授。専攻は、現代政治理論、民主主義論。名古屋大学・大学院国際言語文化研究科単位取得退学、博士(学術)。

著書に、『不審者のデモクラシー─ラクラウの政治思想』(岩波書店、2016年)、

共編著に、『政治において正しいとはどういうことか――ポスト基礎付け主義と規範の行方』(勁草書房、2019)、『〈つながり〉の現代思想─社会的紐帯をめぐる哲学・政治・精神分析』(明石書店、2018)、『ポスト代表制の政治学─デモクラシーの危機に抗して』(ナカニシヤ出版、2015)、

訳書に、シャンタル・ムフ『左派ポピュリズムのために』(共訳、明石書店、2019)、ヤニス・スタヴラカキス『ラカニアン・レフト─ラカン派精神分析と政治理論』(共訳、岩波書店、2017)、エルネスト・ラクラウ『現代革命の新たな考察』(法政大学出版局、2014)、などがある。

ISBN:9784907986681
出版社:共和国
判型:4-6
ページ数:280ページ
価格:2700円(本体)
発行年月日:2020年02月
発売日:2020年02月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QDTS