目次

はじめに　　私たちにエールを送ってくれる花名言

第1章 大切な人に届けたい花の名言

アジサイ　こころはあじさいの花　ももいろに咲く日は……萩原朔太郎　　　
アネモネ　どうか私を―このアネモネの花を摘み取ってください……ディキンソン　
アヤメ　　「六日のあやめ、十日の菊」では商品価値はゼロ……本田宗一郎　　
ウメ　　　紅梅は年老いてますます美に深みを増す……小倉遊亀　　
オダマキ　しずやしづ　しづのおだまき　くり返し……静御前　　
カーネーション　カーネーションがもつ衝動はただひとつ……ヘッセ　
カラー　　花（カラー）を手に取って本当に見るとき……オキーフ　　
キク　　　菊根分け　あとは　自分の土で咲け……吉川英治　　
ケイトウ　わが身ひとり倒れ死すべき鶏頭の一茎……永井荷風　　
サクラ　　時を待つ心は、春を待つ桜の姿といえよう……松下幸之助　　
　　　　　私にとって一本の桜は一体の仏像です……東松照明　　
　　　　　さまざまのこと思い出す桜かな……松尾芭蕉　　
　　　　　ことしも生きてさくらを見ています……茨木のり子　　　
　　　　　生涯を恋にかけたる桜かな……鈴木真砂女　　
　　　　　桜は私にとって幸福を呼ぶ花……宇野千代　　
　　　　　面影は身をもはなれず山桜……紫式部　　
　　　　　ちりぬべき時しりてこそ世の中の……細川ガラシャ　　
サフラン　これからもサフランはサフランの生存をして……森鴎外　　
サルスベリ　わさわさと散り、もりもりと咲く百日紅……杉浦日向子　　
シクラメン　まるで、篝火のようね……九条武子　
スイセン　あなたの魂は金色のスイセンよ……モンゴメリ　　
スイートピー紫色一面に咲きみだれるスイートピー……カーソン　　
スイレン　スイレンはいつも沈んだ気持ちを明るくしてくれる……テューダー　　
　　　　　私たちは互いをまた見いだすでしょう……アウスレンダー　
スズラン　女性の次に最も神聖な創造物は花（スズラン）……ディオール　
スミレ　　菫ほどな小さき人に生まれたし……夏目漱石　　
　　　　　スミレは花びらを傷つけられていっそう強く……渡辺和子　　
スノードロップ花はじぶんの内側にひかりを持っていて……岸田衿子　　
タンポポ　あいたくて、あいたくて、きょうもわたげを……工藤直子　
　　　　　タンポポには散ったあとの悲しみはない……坂村真民　　
　　　　　ありきたりな花さ、しかし、わしらにとっては……ブラッドベリ　　
チューリップ　泣かないで！　なにか歌ってよ……ヤンソン　　
ツツジ　　　真っ赤に燃えるツツジの群れ……北大路魯山人
　　　　　　わたしは花という鏡に映じている……中川幸夫　　
ツバキ　　　花束はきらい。白いツバキが一輪あればいい……シャネル　　
　　　　　　二十代はニ十代の、八十代は八十代で……安達曈子　　
ハイビスカス　ハイビスカスの花の精霊のような少女に……80　
ハマナス　　その匂いは今でもわたくしの身体にしみて……棟方志功　　
パンジー　　有益な生涯の小道にはいつも三色スミレの花が咲く……オルコット　　
ヒガンバナ　別れる男に花の名を一つは教えておきなさい……川端康成　　
ヒナゲシ　　君も雛罌粟われも雛罌粟……与謝野晶子　　
　　　　　　昨日君がありしところにいまは赤く鏡に……北原白秋　　
ヒマワリ　　素朴なひまわりは感謝を象徴しています……ゴッホ　　
　　　　　　真夏のヒマワリのように活気に満ちて……V・ウルフ　　
ヒヤシンス　もしあなたが二つのパンをもっていたら……マザー・テレサ　　
フキノトウ　蕗ノトウホホエム雪ニモメゲデ……柳宗悦
ブルーベル　妖精の丘ではブルーベルがちりんちりんと……ポター　　
ブルーポピー　ブルーポピー、この花の毅然とした生き方……堀文子　
ホオノ木　　一本の朴ノ木にぼくはなりたい……やなせたかし　　
ボタン　　　ちりて後おもかげにたつぼたん哉……与謝蕪村　　
ミモザ　　　満開のミモザの木の甘い香りに誘われて……H・ケラー　　
　　　　　　このミモザに永遠を封じこめたい……三岸節子　　　　
モモ　　　　桃は紅、李は白、バラは紫……篠田桃紅
ヤグルマギク　誇らかに出たもう、オシリスに捧げた……H・カーター　　
ユリ　　　　その香りゆえに善き道へ人を導くユリがここにある……ダンテ　　　　　　　
　　　　　　ひばり立つ荒野に生うる姫ゆりの……西行　　
　　　　　　ユリは黙っています。それだのに花はなぜ……牧野富太郎　　
ヒメユリ　　ひばり立つ荒野に生うる姫ゆりの……西行　　
ラベンダー　わたしの好きなあなたの昔語り……J・シュペルヴィエル　
ラン　　　　ランは舞台にひとり在る……M・メーテルリンク　　
　　　　　　蘭にまじわればかおりがうつる……陳舜臣　　
リンゴ　　　明日世界が滅亡しようとも今日、私はリンゴの木を……M・ルター
ローズマリー　ローズマリーの小枝をさした帽子は……J・アンドリュース　
ワスレナグサ　大空の青がこぼれて幸福を人に約束するために……竹久夢二　
　　　　　　　酷な自然の中で咲く花の美しさは……星野道夫　　

第2章 　愛を伝えるバラの名言

バラはいちばん大切なものを花の芯につつみ……G・ミストラル　　
もう一度、バラの花を見に行ってごらん……S・テグジュペリ　　
バラはバラであってバラである……G・スタイン　　
ライバルの男がバラを十本贈ったら……S・ジョブズ　　
バラと呼んでいる花を、別の名前にしてみても……シェイクスピア　
今、これ以上骨を折っても無駄だ！バラならば……ゲーテ　　
自由になるとは、ときにはイバラの道を行くこと……P・クレー　　
一輪のバラにも咲き甲斐はあるもの……マリー・ローランサン　　
家で待っているのは、あなたが選んだバラ……O・ヘプバーン　　
あなたがいないと寂しい。バラは最高に……R・クラズナー　　
心の中の庭に花（バラ）が咲く……M・シャガール　　
バラの花びらが散ってしまわないうちに……O・マンディーノ　
バラの神がやってくる。バラの日々が訪れる……H・マッティンソン　　
この薔薇の生きて在る限り、私は心の王者だ……太宰治　　
カエサルのごとく高貴さには劣る選択……P・ルドゥーテ　　
バラとして花咲く瞬間を待ち望む……V・シンボルスカ　　
バラよ、半ば開かれた本。幸福のページがいっぱい……リルケ　　


第3章 心を届けたい花の名言　
　
見たいと願う人のそばには、どこかに必ず花が……A・マティス　　
あなたの微笑みから一輪の花がほころぶ……ティク・ナット・ハン　　
色鮮やかなひと束の花を見て……F・ナイチンゲール　　
ことばを作り出す花のそばには沈黙の花が一本……R・レオーニ　　
花の一つ一つが自然が芸術家に語りかける愛の言葉……O・ロダン　　
いちばん大切なもの花には、水。人には、言葉……長田弘　　
花、光、月、夢。どんどん、わすれよう……安野光雅　　
花ニ嵐ノタトエモアルゾ　サヨナラダケガ人生ダ……井伏鱒二　　
花のことは花に問え……一遍
ちったお花のたましいは、みほとけさまの……金子みすゞ　　
蒔いたとおりに花が咲く……中村天風　　
花はなぜうつくしいかひとすじの気持ちで……八木重吉　　
野に咲く花にも役目がある……美輪明宏　　
無視され、蔑まれ、捨てられるときを経験して……平山郁夫　　
本当は野の花のように私たちも生きられるのです……柳澤桂子　
花、無心にして蝶を招き……良寛　　202
あなたの花は色づき、風と花々の喜び……F・カーロ　　


●巻末資料＆情報

花選びと花贈りQ＆A　　　
花を選ぶとき
花を贈るとき
贈り方のマナー
花を飾るとき
　　
一般的な「花言葉」　　　　　　　　　
おめでとう
ありがとう
エールを送ります
元気を出して
ごめんなさい
愛しています
絆のしるしに
世界の花を贈る記念日
　　　　　　
索引　　　　　　　
目的別　　　
季節別　　　
人名　　　　

参考文献

コラム１　歌には心にひびく名言がいっぱい　　
コラム２　映画の中の素敵な花の届け方　　　　
コラム３　メッセージカードは絆を強く結ぶもの