第一章 不眠の夜、光の正午
不眠の夜、光の正午 ――多和田葉子『飛魂』――
「きみ(Du/du)」という天使 ――多和田葉子『パウル・ツェランと中国の天使』――
第二章 「不在」からの声
危機の時代の子供たちへ ――ヴァルター・ベンヤミン『子どものための文化史』――
ポ・リン/ここにとどまれ ――ブルーノ・シュルツ 揺らぐ国境の街で――
霊魂へのふるまいについて ――ハン・ガン『別れを告げない』――
第三章 夢の歌
「内なる差別」を見つめて ――津島佑子『狩りの時代』を読みながら――
アボリジナル・アートと「夢の歌」 ――津島佑子『黄金の夢の歌』に寄せて――
第四章 未知の記憶への旅
「描かれた《ビルケナウ》」の向こう ――ゲルハルト・リヒター展を観て――
時の深みへ ――W・G・ゼーバルト『アウステルリッツ』――
パサージュ、遊歩者あるいは夢
――ヴァルター・ベンヤミン『パサージュ論』とともに――