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江戸時代末期、薩摩の下級藩士の家に生まれた西郷隆盛。貧しい家に生まれながらも、薩摩藩主・島津斉彬にその才能を買われ、藩のために力を尽くすようになる。やがて江戸幕府の終わりを迎える激動の時代に、日本の未来のために奔走する。
人を愛し、新時代の幕開けに力を注いだ西郷隆盛の人物像に迫る。
CGビジュアル口絵付き。

一、五ふし草の涙
二、お由羅騒動
三、江戸へ
四、篤姫と、安政の大獄
五、入水
六、時節至る
七、討幕の密勅
八、動乱
九、明治新政府
十、武士の魂
あとがき

著：越水 利江子
児童文学作家、小説家、ファンタジー作家、時代小説作家。
高知県生まれ、京都府育ち。京都府立洛東高等学校卒。京都府在住。
1995年『風のラヴソング』で文化庁芸術選奨文部大臣賞、日本児童文学者協会新人賞受賞。以後児童文学作家として活動する。2005年『あした、出会った少年 花明かりの街で』で日本児童文芸家協会賞受賞。
著書に『忍剣花百姫伝』シリーズ(ポプラ文庫ピュアフル)、『江 浅井三姉妹戦国を生きた姫たち』(ポプラポケット文庫)、『源氏物語 時の姫君いつか、めぐりあうまで』、『紫式部』(角川つばさ文庫)などがある。