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象徴天皇考

著:小堀 桂一郎

紙版

内容紹介

平成の御代を通して「象徴」としてのあり方を模索し続けられた天皇陛下。そもそも象徴としての役割に、具体的な規定はありません。「天皇=象徴」観は、どこから発し、どのようにして憲法に定義されていったのかを探ります。
第Ⅱ部では、“平成日本の忘れ物”「靖国問題」を考察します。

目次

第Ⅰ部 「象徴天皇」考
1.天皇=象徴観の淵源と定着
2.皇室の御繁栄を願つて
・皇位継承に制度的安定を
・皇室の御安泰を真剣に考へる秋
・失はれた氏族集団の構造―『昭和天皇実録』に見るその残像
・「国民統合の象徴」の隠れた典拠
・国民請願で皇室の藩屛再建を
・皇位継承儀礼は伝統に則して
・旧宮家の早期皇籍復帰を切望する
・皇室の繁栄は民力再生の道標

第Ⅱ部 「靖國問題」考
1.国民精神の支柱としての靖國の記憶
2.近代史の苦難の象徴 靖國神社―「靖國問題」の理解と克服のために
3.天皇陛下御親拝の実現を願つて
・みたま祭の公共性に再認識を
・歴史の是正を世界に宣揚せよ

著者略歴

著:小堀 桂一郎
東京大学名誉教授。文学博士。昭和8年東京生まれ。東京大学文学部卒業後、旧西ドイツ・フランクフルト大学留学。東京大学大学院博士課程を修了し、平成6年まで東京大学教授。平成16年まで明星大学教授。現在、日本会議副会長。乃木神社中央乃木會会長。
主な著書に、『宰相鈴木貫太郎』(文藝春秋)、『森鷗外―批評と研究』(岩波書店)『靖国神社と日本人』『昭和天皇』『再検証東京裁判』(以上PHP研究所)、『和歌に見る日本の心』『皇位の正統性について』(以上明成社)等がある。

ISBN:9784905410546
出版社:明成社
判型:4-6
ページ数:192ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2019年04月
発売日:2019年04月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LND