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平成24年10月、政府は「女性宮家案」を優先的に検討するべきとする、皇室制度に関する有識者ヒアリングの「論点整理」を公表しました。有識者ヒアリングで真に論点となったことは何か。「女性宮家創設」の問題はどこにあるのか。 世界に類例のない伝統を有する皇室制度を守るための緊急提言。

はじめに―「論点整理」に物申す！　女性宮家こそ違憲の疑いあり･･･百地章
ご皇室安泰のために、本当に最優先すべきことは何か･･･櫻井よしこ
女性宮家は女系天皇への一里塚･･･竹田恒泰
「女性宮家」問題の核心とは何か･･･百地章
・政府が発表した「皇室制度に関する有識者ヒアリングを踏まえた論点整理」概要
・政府が発表した「論点整理」に関する私たちの見解･･･皇室の伝統を守る国民の会
〈関連資料〉
有識者ヒアリングにおける各識者の見解一覧
解説「男系天皇」と「女系天皇」の違い
旧宮家系図

著：櫻井　よしこ
ジャーナリスト。ベトナム生まれ、ハワイ州立大学歴史学部卒、米紙東京支局員、アジア新聞財団東京支局長、日本テレビ「きょうの出来事」キャスターなどを歴任。第26回大宅壮一ノンフィクション賞、第46回菊池寛賞を受賞。現在、国家基本問題研究所理事長。民間憲法臨調代表。著書に『甦れ、日本―論戦2012』（ダイヤモンド社）、『日本とインド いま結ばれる民主主義国家: 中国「封じ込め」は可能か』（文藝春秋）、『日本の試練』（新潮社）などがある。

著：竹田　恒泰
作家、慶應義塾大学講師。昭和50年、旧皇族・竹田家に生まれる。明治天皇の玄孫にあたる。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。専門は憲法学・史学。一般財団法人竹田研究財団理事長。『語られなかった皇族たちの真実』(小学館)で第15回山本七平賞受賞。第2回｢真の近現代史観｣懸賞論文で最優秀賞受賞。他の著書に、『旧皇族が語る天皇の日本史』（PHP新書）『現代語　古事記』（学研パブリッシング）などがある。

著：百地　章
日本大学法学部教授（憲法学）。昭和21年生まれ。静岡県出身。京都大学大学院法学研究科修士課程修了。法学博士。愛媛大学教授を経て現職。国士舘大学大学院客員教授。民間憲法臨調事務局長。産経新聞「正論」執筆メンバー。著書に『憲法と日本の再生』（成文堂）『「人権擁護法」と言論の危機』（明成社）『憲法の常識 常識の憲法』（文春新書）などがある。