きみとわたしの さかいめは どこだろう?
綴じられているのは、祈りにも似た「やさしさ」が紡いだ物語。
話題の絵本『さいごのぞう』『ウラオモテヤマネコ』の作者が、
他者との距離に想いを馳せながら生み出した子どもと一緒に読みたい哲学絵本
美篶堂て製本の角背上製本の特装版と、ソフトカバーのハンディ版で同時刊行。
特装版は中野活版印刷店によるデジタル孔版印刷で、活版印刷のシリアルナンバー付き。
「ぱくぱくごっくん」の音韻が忘れられない。この本は世界を飲み込む不思議な魅力に満ちている。――今までに類を見ない“考える絵本”の登場である。 芦原伸(「SINRA」編集長)
くまになってみたいと思ったことはある?
ぼくはある。
ばりばりと骨をくだいてうまそうに魚を食べるんだ。
ふかふかのコケのベッドで大きないびきをかくんだ。
お気に入りの相手といつまでもじゃれあうんだ。
なにもおそれずに夜の森を歩くんだ。
孤独なんかどこ吹く風さ。
動物写真家 前川貴行