まえがき 比較文明的視野をもった新たな憲法論 島薗進
序章 「儒者の困惑」──問題・主義・イメージ
第1部 文化的パラドックス──立憲主義、ナショナルかつコロニアルな
第1章 立憲主義による植民地主義──その償還責任
第2章 「仁義なき戦い」の憲法学──東アジアにおける「権威主義対立憲主義」の深層
第3章 憲法というゴールデン・ドリーム──「日本の衝撃」と、中華民国憲法でつなぐ中国と台湾
第4章 ワイマール憲法学で中国を読む──シュ・ダウリンの実践
第5章 押しつけ憲法による人民自決?──李登輝の「特殊二国論」
第2部 制度的パラドックス──「セカイ系立憲主義」の展開
第6章 立憲主義の濫用を防ぐ「憲法工学」
第7章 原子力緊急事態で考える国家理性と避難
第8章 自粛と日本型共同体主義
第9章 民主憲政のはざまで──市場国家と安保国家に抗して
第10 章 「集団的自衛権」をめぐる憲法政治と国際政治
第11 章 戦力・軍事裁判・立憲主義──台湾を素材として
第3部 「セカイ系立憲主義」の動揺──アメリカの憲法政治
第12 章 国家理性、憲法感情と司法審査──二〇一二年の医療保険制度改革法連邦最高裁判決
第13 章 権力者の自己言及──オバマとトランプ
第14 章 国家像をめぐる法廷闘争──入国禁止令違憲訴訟
あとがき/人名索引