著：オットー・ヴィマー
オーストリアの司祭。ザンクト・ペルテンとザルツブルクで神学を学び、司牧に携わるかたわら、3700を超える聖人を網羅した浩瀚な『聖人名便覧』（1955年）、また主要聖人の図像上の特徴を簡潔に整理解説する『聖人のアトリビュート』（1963年）などを編纂した。ドイツ語圏の代表的な聖人事典として版を重ねる両事典のエッセンスを抽出、新たに図版等を加えて、さらに便利な新事典として編まれたのが本書である。
訳：藤代 幸一
1932 年生まれ。2020 年没。東京都立大学名誉教授。『デューラーを読む』『聖ブランダン航海譚』『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』（以上，法政大学出版局）、『ヨーロッパ・エンブレムの旅』（東京書籍）、ヤコブス・ア・ウォラギネ『黄金伝説抄』（新泉社）、『「死の舞踏」への旅』『ヴィッテンベルクの小夜啼鳥』，ビーダーマン『図説世界シンボル事ル事典』（八坂書房）など著訳書多数。
