ゾロアスター教ズルヴァーン主義研究
ペルシア語文献『ウラマー・イェ・イスラーム』写本の蒐集と校訂
著:青木 健
紙版
目次
サーサーン王朝全期間を通じて、ズルヴァーン主義がゾロアスター教の正統と位置付ける最新の研究。『ウラマー・イェ・イスラーム』のファクシミリ版を併催。
【目次】
第1部:本文
1.ゾロアスター教史おけるズルヴァーン主義の位置づけ
2.『ウラマー・イェ・イスラーム』のバージョン
3.『ウラマー・イェ・イスラーム』の写本・刊本・翻訳・研究
4.『ウラマー・イェ・イスラーム』の新出写本と散逸写本
5.『カーメ・ボフレ教示所からのウラマー・イェ・イスラーム』の校訂と
翻訳と思想
6.『ウラマー・イェ・イスラーム』(UI-1)の校訂と翻訳と思想
7.『別版ウラマー・イエ・イスラーム』の校訂と翻訳と思想
8.新出写本におけるその他のフラグメント
9.5~8世紀のアルメニア語・シリア語文献との比較
10.10世紀のパフラヴィー語文献との比較
11.7~12世紀のアラビア語文献との比較
12.まとめと今後の課題
第2部:写本ファクシミリ版
第3部:ゾロアスター教文献研究解説
1.ゾロアスター教の文献学的思想・歴史研究
2.イラン系言語と文字表記
3.ゾロアスター教パフラヴィー語文献概説
4.ゾロアスター教パフラヴィー語写本の書写伝統とコーデックス
参考文献