出版社を探す

国際人権から考える「日の丸・君が代」の強制

セアート勧告と自由権勧告

編:「日の丸・君が代」ILO/ユネスコ勧告実施市民会議

紙版

内容紹介

国連から叱られた! このままで大丈夫? 日本の教育!

卒業式・入学式での教員に対する「日の丸・君が代」の強制の職務命令。これに対して国際社会から人権侵害との勧告がなされている。その内容とは。二つの勧告の意味と「日の丸・君が代」問題を考える。

目次

 まえがき  澤藤統一郎
第一部 「日の丸・君が代」への国際勧告
日本政府は国連の自由権規約委員会から勧告を受けています  山本紘太郎
  日本政府と東京都教育委員会の対応  吉野典子
  人権の最後の「とりで」にならない裁判所  金井知明 
  戦後教育のなかの「日の丸・君が代」と10・23通達   渡辺厚子
  かえられた教育現場〔高校〕大能清子
           〔特別支援学校〕竹内 修
第二部 自由権勧告を読み解く
  自由権とは(ガイダンス)  新倉 修
  自由権規約委員会からの勧告の持つ意味  寺中 誠
  国際人権法から見た日の丸・君が代起立斉唱拒否  阿部浩己
  日本はなぜ国際人権勧告を拒否するのか  前田 朗
第三部 「日の丸・君が代」問題を深める
  学校儀式と天皇・天皇制――教育勅語発布以降の学校儀式の変容 小野雅章
  セアート勧告について 中田康彦
  空虚な教育介入を押し返す 中嶋哲彦

資料
   ① セアート勧告(2019年)
   ② セアート勧告(2022年) 
   ③ 入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱の実施について(通達)
   ④ 教員の地位に関する勧告(1966年)
   ⑤ 自由権規約第18条
   ⑥ 自由権規約 条約機関の一般的意見 34(2011年)
   ⑦ 国旗及び国歌に関する法律(1999年)
   ⑧ 日本国憲法

〈年表〉 人権条約日本報告審査に出された「日の丸・君が代」レポートおよび関連事項

ISBN:9784886839541
出版社:同時代社
判型:A5
価格:900円(本体)
発行年月日:2023年10月
発売日:2023年10月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JN