出版社を探す

一時間でわかる紫式部と近江

著:京樂 真帆子

紙版

内容紹介

紫式部が『源氏物語』を石山寺(滋賀県大津市)で書いたという伝説は、人々の間に定着しているが、「石山寺で執筆した」という記録は存在しない。本書では、平安時代に生きた紫式部が見たであろう景色を眺め、その旅路を追体験することにより、『源氏物語』に描かれる当時の様子や、歴史と文化を探ってみた。そして長い年月をかけて編み上げられた伝説へと辿り着く。旅した紫式部が見たであろう近江の風景を推測し、石山縁起絵巻から窺える当時の石山詣なども紹介。

目次

はじめに
第1章 旅する紫式部
第2章 『源氏物語』にでてくる近江
第3章 石山詣をする人々
第4章 『源氏物語』の聖地・石山寺
 コラム 紫式部が見た塩津港
 コラム 紫式部の時代の近江
おわりに
 紫式部略年譜
 主な参考文献

著者略歴

著:京樂 真帆子
滋賀県立大学人間学部教授。兵庫県生まれ。1986年京都大学文学部国史学科卒業、1989年奈良女子大学大学院文学研究科修士課程修了、1992年京都大学文学研究科史学博士課程満期退学、1995年「平安京都市社会史の研究」で文学博士の学位を取得。1996年茨城大学助教授、2001年滋賀県立大学人間文化学部助教授、2007年准教授、2009年より教授。平安京の都市文化を研究する。

ISBN:9784883258079
出版社:サンライズ出版
判型:A5
ページ数:80ページ
価格:2000円(本体)
発行年月日:2024年02月
発売日:2024年03月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ