出版書誌データベース

　ユーモアから、ひき起こされる笑いは、人間を解放するという長所があります。今の厳しい時代には、必要なものと言えましょう。
　そこで今回は、短い詩を、かなり多く掲載していただきました。
　素材も身近なものばかりで、テーマも重たいものはほとんどありませんので、楽しく読んでいただけたら有難いと思います。
ーあとがきより抜粋ー

◆もくじ◆
序詞
１
・つながっていく　・デンデンムシ　・白鷺　・飛び魚　・フグ　・同じ図柄のユカタ　・牛蛙　・春の眠り　・だぁれ？　・小鳥　・見られていた　・見ている　・うず　うず　うず　・竹とんぼ　・ガード下の絵　・けんかして　・先輩　・青空　・梅の香のお客　・無人駅で　・作業服　・卒業の日がきたら

２
・親友　・滝の音　・見上げている　・ボタンの花　・松の葉　・樽　・扇風機　・カラー（花）　・朝顔のつぼみ　・朝顔　・水芭蕉　・トマト　・エノコログサ（草）　・ワラビ（草）　・ケイトウ（花）　・ミミズ　・帰ってきた　・冬鶯の笹鳴　・蝶のサナギ　・シジミ蝶

３
・動きだした　・枯れ葉　・綿雪　・二月の夜明け　・ぼくは木だ　・北風　・江戸から続く穴　・水を得た大根　・永遠の椿　・木瓜の家族

あとがき

著：永田　喜久男
1931年　鹿児島県奄美市に生まれる。1949年　大島電力住用川発電所（現在、九州電力住用川発電所）の送電係になる。1953年　北九州市の上田建設工業株式会社で働きながら県立戸畑高校（夜間部）を卒業。1957年　国立福岡学芸大学（福分）・小学校及び聾教育課程を修了。1959年　北九州市立小学校に勤務（当時の八幡市立河内小学校から平野小・大場谷小・など七校、教諭・教頭・校長）。その間30年にわたって、児童詩教育に取り組み、1975年には有志と共に北九州児童詩研究会を発足させ代表を務める。当時の会員は30名。退職後は12年間「小さな目」朝日新聞の児童詩選者（選評などを書く）、日本児童文学者協会会員・児童文学「小さい旗」の会同人。著書『はんぶんごっこ』『かえっておいで』（ともに銀の鈴社）

絵：内山　つとむ
1940年生れ。洋画家。個展、グループ展等多数、無所属。「内山つとむスケッチ集」（朝日カルチャーセンター出版部）「内山つとむ画文集」（ギャラリー針ケ谷）