第1章 口承の文化
島/話は舞台にのせて/口調/里さんのこと/言葉遊びと口承文化
第2章 根源からの文化、すなわち性
おみつもん談義/墓穴と子宮—「池」/長田須磨は偉い!/ツワブキか、さねん花か/上の句と下の句/さねん花余話/酒井正子『奄美歌掛けのディアローグ』から知る
第3章 相撲と神
相撲話/歓待の文化/昔の子どもの喧嘩文化/水の話
第4章 掛け合いの魂—シマ唄の世界
イキャスリカヤチ/冗談文化の水脈/徳さんのこと/哀切と冗談/仲宗根幸市の奄美裏声唱法論/チャンを引き継ぐ—前町長のシマ唄はじめ/「ヒギャ節」のあの悲哀とは?/結婚式の披露宴二次会のテープから/二歳までに染み込んだ古志の節と口
第5章 マジアニ伝説
水面下の英雄伝説/二つの額縁、米軍統治下八年間と奄美の「土建屋社会」化/沖縄那覇とマジアニ/ヒデさんの話/伊達者、マジアニ/憎めないマジアニ/里さんとマジアニのシマ唄/マジアニの葬儀
第6章 祖先からの呼びかけ—里力さんの宇宙
里力さんの夢/何もないあの時分がほんとうによかったねぇ!/土葬を望む/記憶するという精神、哀悼の文化
第7章 小学校の記憶
吉良の首探し/戦後古仁屋青年団と小学校同窓会/ガジュマル/山田春雄先生とガジュマル/山田先生の教育
第8章 出島・留島・帰島
出島/秀三さんの世間修行/言葉という身体、Sさんの奄美言語論/帰島