「ほうしゃのう」のないところで暮らしたい!
子もたちは傷つきながら
それでも希望を抱きしめている。
この本は、1986年4月26日未明に起きたチェルノブイリ原子力発電所事故の被害にあった子どもたちが書いた作文集だ。彼らは、自分の意志とは関係なく放射能の洗礼を受け、その汚染された土地に住み、そして今なお放射線による被曝にさらされ続けている。
2011年3月11日に発生した福島第一原発事故は、福島県をはじめ各地に大量の放射能汚染を引き起こした。同じように住民が避難を経験し、汚染地に住み続け、放射能の被害に苦しんだチェルノブイリ原発事故のことが人々の関心を集めている。
~こどもたちの作文より~
わたしたちへの罰は、放射能で満ちあふれた土地で暮らすことである。そしてわたしたちは、20世紀最大の悲劇を引き起こした無責任さに対する他人の罪をも背負わされてしまった。(ガリーナ・ロディチ)
ナジェージュダは3月の終わりに死んだ。日記の最後はラテン語の「Vix(i 生きた)」で結んであった。彼女は自分の人生で何ができたのだろうか。彼女は何を残したのだろうか。何枚かの風景画とスケッチと肖像画。それと大地に残る輝かしい足跡だ。(イーゴリ・マローズ)