はじめに
Ⅰ◉絵画と物語の磁場
ⅰ 絵巻〈絵画物語〉論
ⅱ 写し・似せ・よそおうもの
ⅲ 写す身体と見る身体──絵巻をひもとくこと
ⅳ 説話と絵画
ⅴ 絵画と儀礼の場 ──〈会〉と〈絵〉の交響
Ⅱ◉画中詞と絵解き、絵画の言説
ⅰ 画中詞の宇宙──物語と絵画のはざま
ⅱ 絵巻の画中詞と言説──絵解きの視野から
ⅲ 中世説話と絵解き──仏伝と『道成寺縁起絵巻』から
ⅳ 『うつほ物語』と絵解き
ⅴ 絵解き研究の模索
ⅵ 地獄絵と平安朝の文芸
ⅶ 『古今著聞集』の絵画論
ⅷ 日本中世の肖像とその説話言説をめぐる
Ⅲ◉絵巻と物語を読む
ⅰ 『伴大納言絵巻』再論
ⅱ 動物たちの〈楽園〉とその崩壊──『鳥獣戯画』を読む
ⅲ 空飛ぶ童子──『信貴山縁起絵巻』の世界
ⅳ 夢見る人々──『信貴山縁起絵巻』から『石山寺縁起絵巻』『春日権現験記絵』へ
ⅴ 柘榴天神──『天神縁起絵巻』から
ⅵ 『華厳宗祖師絵伝』の創生
ⅶ 『東征伝絵巻』瞥見──海南島の鑑真
ⅷ 『玄奘三蔵絵』を読むために──『大唐西域記』の日本展開、絵巻・説草・類書
Ⅳ◉物語の絵画風景
ⅰ フランス語版『酒飯論絵巻』序文
ⅱ 『酒飯論絵巻』言葉の〈饗宴〉
ⅲ 『酒飯論絵巻』イメージの〈饗宴〉
ⅳ 姫の昇天と和歌──『天稚彦物語絵巻』
ⅴ 『宇治拾遺物語絵巻』解説
ⅵ 立教大学図書館蔵『桃太郎絵巻』をめぐる
ⅶ 蝦夷図巻と異文化交流──スペンサー本と立教大本を中心に
Ⅴ◉異類と異界の表象
ⅰ 『十二類絵巻』を読む
ⅱ 稲荷山の老狐
ⅲ 『百鬼夜行絵巻』とパロディ
ⅳ スペンサー本『百鬼夜行絵巻』と幕末の『平家物語』──冷泉為恭と遷都の物語
ⅴ 妖怪の博物学
ⅵ 龍宮と冥界
ⅶ 『義経地獄破り』への招待
ⅷ 〈神便鬼毒酒〉を呑む──『酒呑童子』を「酒」から読む
ⅸ 酒呑童子のふるさとを往く
Ⅵ◉〈絵画物語〉の回廊
ⅰ チェスター・ビーティー・ライブラリー写本絵巻・絵本総説
ⅱ 〝物語り〟の風景──日本文学から見たチェスター・ビーティー・コレクションの一考察
ⅲ スペンサー・コレクション『反町目録』の再検証──総合目録作成のために
ⅳ 『日本常民生活絵引』の再生──〈絵画物語論〉のために
ⅴ 明治期の絵巻番付をめぐって
ⅵ バイユーのタピスリーと絵巻展──イメージの回廊
あとがき
【解説】〈絵画物語論〉が拓く新しい風景……山本聡美
図版引用リスト
論稿初出リスト
索引(人名・地名・書名)