お畏れながらの序文 上野 誠
影なるお方との対話―自序に代えて
はじめに 「なんにも知らない」ってどういうこと?
第1章 鞍馬山
常盤御前と大和宇陀
堅牢地神とは?
しやうもん坊のこと
天狗の出現
願人坊主
義経記の諸本について
第2章 奥州下り
謎の男金売吉次
盗賊退治
荒ぶる神
元服
奥州下りの謎
第3章 一条堀川
時空の逆行
怪しげな「兵法」
鬼一法眼
兵法獲得交渉
鬼一法眼、もう一つの顔
法眼の復讐と白川印地
兵法獲得物語に潜む古代的要素
他書に見える兵法獲得物語
第4章 五条大橋
弁慶は実在したか
弁慶の生い立ち
熊野の本地のこと
弁慶と熊野信仰
鬼若から弁慶へ、そして書写山炎上
義経との出会い
第5章 大物浦
没落の始まり 堀川夜討ちのこと
都落ち
月丸のこと
次なる試練 大嵐
難船の物語は誰が書いたのか
大物浦の合戦
第6章 吉野山
転落の坂
捨てられた静
佐藤忠信の奮戦
義経の吉野山脱出
吉野山脱出譚の作為性
第7章 鎌倉
佐藤忠信その後
荒ぶる神の復活
勧修坊の物語
由比ヶ浜の悲劇
鶴岡社頭の舞
勝長寿院
第8章 北国落ち
奥州下りルートの検討
久我の姫君のこと
北国落ちルートの検証
スリルの連続、北国落ち
北国落ち物語の語り手
第9章 衣川
つかの間の平安と落日
滅びの日に来たる者
滅びの日に消えた者
滅びのとき
奥州滅亡
怨霊と判官贔屓
あとがき