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中浜万次郎の生涯 新版

著:中浜明

紙版

内容紹介

中浜万次郎の漂流物語は数多いですが、本書は、平凡な日本の一少年漁師が、巡り合わせた時々の特異な境遇をすなおに受けとめて、精一杯誠実に生きた姿を、直系の著者による正しい資料に基づいて綴ったジョン・マン伝です。
幕末から明治の変革期の、鎖国日本と諸外国の情勢を的確に捉えて、万次郎の果たした役割を粉飾なく描き上げています。
中浜万次郎の生涯を、特に若い人たちに、そして多くの人々に、ぜひ知っていただきたいと願っております。やさしい話し言葉で書かれているので、万次郎の生涯が手に取るように読み取れます。

<1957年、1970年の冨山房刊行書の復刻版>
発行=富山房企畫 発売=冨山房インターナショナル

目次

第一章 難船                 
第二章 無人島の生活
第三章 ジョン・ハウランド号に救われる    
第四章 留守宅のなげき
第五章 ジョン・ハウランド号の捕鯨航海    
第六章 フェアヘーブンの生活
第七章 フランクリン号の捕鯨航路       
第八章 カリフォルニアの金山かせぎ
第九章 ホノルルで帰国の準備         
第十章 琉球へ上陸
第十一章 鹿児島到着             
第十二章 長崎奉行の取り調べ
第十三章 故郷に帰る             
第十四章 黒船来る
第十五章 万次郎に通訳させない        
第十六章 吉田松陰への影響
第十七章 公私多忙              
第十八章 咸臨丸の航海
第十九章 遣米使節のワシントン行き      
第二十章 咸臨丸の帰航
第二十一章 国内旅行             
第二十二章 明治維新と万次郎
第二十三章 万次郎の晩年
付録 中浜万次郎年譜

著者略歴

著:中浜明
1900(明治33)年1月8日、東京に生まれる。万次郎の長男、東一郎の三男。
麹町区下二番町(現在の千代田区二番町)と神奈川県鎌倉町長谷で育つ。
逗子開成中学校、第七高等学校造士館(鹿児島)を経て、京都帝大の哲学科、ついで東京帝大の心理学科に籍を置く。
1928(昭和3)年1月、北海道へ移住。オホーツク沿海の紋別在で農業を生(なり)業(わい)とする。
1983(昭和58)年10月23日、紋別市にて逝去。

ISBN:9784866001241
出版社:富山房企畫
判型:4-6
ページ数:312ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2024年06月
発売日:2024年06月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB