梅は匂ひよ 桜は花よ 人は心よ
著:野村 幻雪
編:笠井 賢一
紙版
内容紹介
急逝した人間国宝のシテ方が遺した、能の本質をやわらかく語る珠玉の随筆と対話
狂言の家に生まれながら、一念発起して能楽に転じて芸の道を追求し、昨年春には観世流の伝統ある「雪」号を授与されるも、惜しくも8月に84歳にて急逝した著者が、晩年に「能とは何か」「わが生涯」をめぐって書き残した珠玉の随筆、そして中村時蔵、野村万作ほかとの対談を集成。