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PTAでもPTAでなくてもいいんだけど、保護者と学校がこれから何をしたらいいか考えた

著:大塚玲子

紙版

内容紹介

《PTAに悩んでいるみなさん、保護者と学校の関係をゼロから考えてみませんか?》

保護者と学校が協力する場といったら、PTAでしょ?
みんななんとなく、そう思ってきました。保護者も教職員の人たちも、それが当たり前だし、ほかに選択肢はないかのように信じてきました。
でも改めて考えてみると、いまのPTAで、保護者と学校は、実際に何を協力できているんでしょうか。
そもそも「保護者と学校」には、どんな関係が必要なのか。その必要な関係性を実現するためには、どうすればいいのか。PTAは何をしたらいいのか、あるいはPTA以外に、どんな場があればそれを実現できるのか――。

PTAについて多くの保護者や学校関係者等に取材・発信を続けてきた著者の大塚玲子さんが、「PTAは要るのか、要らないのか」といった議論をいったん脇に置いて、PTA問題の「そもそも」である「保護者と学校の関係性」について、さまざまな方にお話をうかがいながら、ゼロベースで考えていきます。

【お話をうかがった皆さん〈掲載順〉】
木村泰子さん/住田昌治さん/新保元康さん
井出隆安さん/四柳千夏子さん/岸裕司さん
リヒテルズ直子さん/苫野一徳さん/遠藤洋路さん
齋藤いづみさん/福嶋尚子さん/岡田憲治さん

目次

【本書の目次】
まえがき

[Part1 覚悟を決めた校長からみたPTAあるいは保護者と学校]
PTAなしで始まった大空小――「やる人がいてへんかったら、必要ないんちゃう?」(木村泰子さん)
保護者を待ち続けた校長の覚悟――「PTAを変えたい」が出るまで対話した理由(住田昌治さん)
なぜ対立する? 保護者と先生――互いに求められる「知らせる努力と知る努力」(新保元康さん)

[PART2 CSはPTAをどうしたいのか 両方いるの? いらないの?]
「PTAは学校のお手伝いではない」――地域学校協働活動とPTAがかぶらないワケ(井出隆安さん)
必要なのは「校長の辛口の友人」――CSを前提にPTAの役割の見直しを(四柳千夏子さん)
CSは画期的かPTAの二の舞か?――保護者も教職員も法律を「使いこなす」視点を(岸裕司さん)

[PART3 「保護者の権利」という視点でみる 学校とのかかわり]
“保護者”はそもそも何を保護?――欧州の学校で保障される保護者の関与(リヒテルズ直子さん)
何度でも問う「PTAは何のため」――学校は保護者を巻き込み「つくり手」に(苫野一徳さん)
保護者も「学校の一員」に――校則の見直しに保護者を巻き込む理由(遠藤洋路さん)

[PART4 そして再び 保護者からみた学校とのカンケイ]
不登校の保護者の会をPTAで――「ただ話をする」を一番大切にしている理由(福嶋尚子さん・齋藤いづみさん)
弱い立場の学校を守ってあげる――保護者と学校の今の関係で何ができるか?(岡田憲治さん)

[PART5 さあ、どうすればいいのか これからの保護者と学校]

あとがき

著者略歴

著:大塚玲子
ライター

ISBN:9784865605891
出版社:教育開発研究所
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2024年03月
発売日:2024年03月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JND