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わたしの旅ブックス 48

やがてすべては旅になる 壊れた自転車で行く四国一周

著:小林 みちたか

紙版

内容紹介

ある夜、突然襲ってきた死への誘惑。その危険な衝動から逃れるために、著者は四国一周自転車の旅に出る。途中、自転車が壊れるというアクシデントに見舞われてしまう。壊れかけた自転車を漕ぎながら旅を続けるうちに、脳裏に蘇るこれまでのつらい記憶と旅の断片。過去と現在が交錯していく中で、著者はこれまでの自分と真正面から向き合うようになっていく。果たして無事に完走できるのか、そして、前向きな心を取り戻すことはできるのか——
過酷だが自然豊かな四国路を舞台に、壊れかけた心の再生を綴った異色の自転車旅行記。

目次

プロローグ
1 東京—松山—新居浜—四国中央
 夏がはやすぎる/みんなのオアシス/ゴーライフ
2 四国中央—高松—東かがわ
絶望的トラブル/リタイアの誘惑
3 東かがわ—徳島—日和佐
めぐり合わせ/わかれ道
4 日和佐—室戸—高知
ふし穴/ばばあ!
5 高知—土佐—四万十
アフター9・11/雨の森/峠の向こう
6 四万十—足摺—宿毛
ジョンマン/急がば止まれ
7 宿毛
警戒レベル4/暗黒の時代
8 宿毛—八幡浜—双海
 寄り道/やがてすべては旅になる
エピローグ

著者略歴

著:小林 みちたか
ルポライター。1976年東京生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒。2000年朝日新聞社入社、2004年退社。広告制作会社などを経て、2010年より1年間ほど国際NGO AAR Japan に所属し、国内外の緊急支援活動に携わる。2017年、東日本大震災のボランティア活動を綴った『震災ジャンキー』(草思社)で第一回草思社文芸社W出版賞・草思社金賞を受賞。2020年、『死を喰う犬』(産業編集センター)で第一回わたしの旅ブックス新人賞を受賞。

ISBN:9784863113800
出版社:産業編集センター
判型:B6変
ページ数:240ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2023年09月
発売日:2023年09月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WTL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:WTR
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ