神と黄金 下
イギリス、アメリカはなぜ近現代世界を支配できたのか
著:ウォルター・ラッセル・ミード
訳:寺下 滝郎
紙版
内容紹介
アメリカ社会には、なぜ無限の活力があるのか。
それは変化することで、超越や神に出会えるという深い信仰からも生じている。
米国最高の知性が、アングロ-アメリカ人の世界制覇の要因や今後の盛衰を、
その自由な海洋国家システムや変化を重視する動的宗教、価値観に着目して、
歴史的視野から明かす注目作。
目次
次
第十三章 白のクイーン――「開かれた社会」における宗教の役割
第十四章 エクセルショー! ―-ヤンキーの向上心に与える資本主義とカルヴィニズムの影響
第十五章 ジャイロスコープとピラミッド――アメリカ社会が依拠する理性、啓示、伝統のアングリカン社会
第四部 神は何を為し給ひしや
第十六章 歴史とは何ぞや――現代世界を形成している二つのメタ物語〔一〕アブラハムの物語
第十七章 歴史との戦い――現代世界を形成している二つのメタ物語〔二〕資本主義・進歩主義の物語
第十八章 黄金のミーム――見えざる手、ウイッグ史観、神との契約
第十九章 ウイッグ・バビロン――「歴史の終わり」と「文明の衝突」
第五部 歴史の教訓
第二十章 海洋国家の将来――アメリカ衰退論と海洋国家の大戦略「グリニッジ長老の議定書」
第二十一章 ゴーストダンサーたち――アメリカとイスラーム世界との関係
第二十二章 文明間の外交――ラインホールド・ニーバーの洞察
第二十三章 歴史の終わりとは――グローバル社会の発展と永続革命