十九世紀小説の誕生
ディケンズ前期小説におけるジャンルの変容
著:新野緑
紙版
内容紹介
19世紀的都市型作家ディケンズはどのように生まれたのか。 『ボズのスケッチ』から『バーナビー・ラッジ』に至る前期小説6編におけるジャンル、モチーフの変容に着目し、作家的発展の軌跡をたどる。
目次
序章 小説というジャンル
第1章 ジャーナリストから小説家へ―『ボズのスケッチ』の構成をめぐって
第2章 挿絵との交渉―『ピクウィック・ペイパーズ』における小説家の位置
第3章 境界線を引く―『オリヴァー・トゥイスト』におけるリアリズムの探求
第4章 新たな創作の形を求めて―『ニコラス・ニクルビー』におけるジャンルの変容
第5章 都市型作家の誕生―『骨董屋』に見るディケンズの自己形成
第6章 せめぎ合う言葉―『バーナビー・ラッジ』における謎の創出
第7章 現実と想像の間―ディケンズと群衆
第8章 せめぎ合う言葉―ディケンズと市場
終章 ジャーナリストから都市型作家へ
ISBN:9784861109171
。出版社:春風社
。判型:4-6
。ページ数:336ページ
。定価:4000円(本体)
。発行年月日:2024年03月
。発売日:2024年03月18日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB。