今に向き合い、次につなぐ
諏訪大社御柱祭の祭礼民俗誌
著:石川俊介
紙版
内容紹介
六年に一度あるが、毎回同じものではない。
「暴力」や「危険」、「伝統」や「素朴」だけではない。
時代とともに移ろい、生身の人間たちが生々しく生きる生活の一部である、諏訪大社御柱祭。この大規模な祭礼の今の姿を、「反復」される中にある「一回性のもの」に着目しながら多角的に描き出す。
目次
はじめに
序論
第Ⅰ部 御柱祭概説
第1章 御柱祭
第Ⅱ部 御柱の来歴
第2章 樅の木が御柱になる―用材調達
第3章 御柱を曳く―曳き綱はいかに製作されるのか
第4章 御柱を「ご神木」にする―木遣り唄の役割
第5章 欠片を頂く、古い御柱を拝戴する―創造されるモノとしての御柱の価値
第Ⅲ部 祭りをめぐる人々と社会
第6章 行事を生み出す―下社木落しの「発明」
第7章 祭りを規制する―御柱祭と「暴力」
第8章 価値を語る―死傷者の「話」は何を表現するのか
第9章 資源化する―観光イベントで表現される御柱祭
結論 今に向き合うこと、次につなぐこと
おわりに
初出一覧
参考文献
索引
ISBN:9784861108488
。出版社:春風社
。判型:A5
。ページ数:406ページ
。定価:5000円(本体)
。発行年月日:2023年03月
。発売日:2023年03月07日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC6。