出版社を探す

自閉症児と絵カードでコミュニケーション PECSとAAC

第2版

原案:Andy・Bondy
原案:Lori・Frost
他訳:園山 繁樹

紙版

内容紹介

話し言葉によるコミュニケーションに重度の困難のある自閉症をはじめとした
子どもや大人の特徴のいくつかを説明するとともに、拡大・代替コミュニケー
ションシステムであるPECSについて、とてもわかりやすく解説されています。
※本書に「絵カード」は付いていません。

本書では、以下の点について詳しく説明しています。
■自閉症やその他のコミュニケーション障害におけるコミュニケーション
■コミュニケーションから考える問題行動
■拡大・代替コミュニケーション(AAC)
■絵カード交換式コミュニケーション・システム(PECS)での表出の教え方
■PECS での理解コミュニケーションの教え方

PECSの良いところ ~「訳者あとがき」より~
■最初から自発的コミュニケーションを教える。
■自発を目指し、プロンプトは早くやめるので、プロンプト依存(指示待ち)にならない。
■機能的(実用的)なコミュニケーション・スキルを教える。
■トレーニングには最初から般化を組み込む。
■絵カードを相手に手渡すので相手を意識するようになる。
■対人接近が確実にできるようになる。
■最初はカードと強化子との交換を教えるので、交換の運動スキルさえあればよい。
■言葉の発達を促すことが多い。
■ローテクで材料費が安い。
■最初からコミュニケーションが成立するので、信頼関係を築きやすい。
など

目次

謝辞

 
第1章  コミュニケーションとは何か?
第2章  コミュニケーションというコインのもう一つの面:理解
第3章  話せないのか? コミュニケートできないのか?
第4章  なぜ子どもはそうしたのか? 行動とコミュニケーションの関係
第5章  拡大・代替コミュニケーション・システム
第6章  絵カード交換式コミュニケーション・システム(PECS):最初のトレーニング
第7章  PECS の上級レッスン
第8章  理解の視覚的支援
 
訳者による用語解説
訳者あとがき

著者略歴

他訳:園山 繁樹
島根県立大学人間文化学部/教授、筑波大学/名誉教授
博士(教育学)/ 自閉症スペクトラム支援士(EXPERT)、臨床心理士、臨床発達心理士

ISBN:9784861080869
出版社:二瓶社
判型:A5
ページ数:176ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2020年04月
発売日:2020年04月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNS