出版書誌データベース

昭和20年代、滋賀県北部の長閑な小学校の教壇に立っていた中村正子は結核に倒れ、肺のほとんどを切除するという６回にわたる過酷な手術を受けました。３２歳でこの世を去った彼女が心の支えとした詩とその人生とは。感動の記録。

口絵
はじめに　美濃部俊裕
中村正子詩集『胸の底の河原で』全篇
資料編
解説（中村正子年譜）

編：美濃部　俊裕
長浜市立高月小学校校長。１９５５年生まれ。木之本小学校校長を経て、２０１３年より現職。

編：苗村　吉昭
詩人・大阪文学学校講師。１９６７年生まれ。主な著書に詩集『バース』（第５回小野十三郎賞）、エッセイ集『文学の扉・詩の扉』（澪標）などがある。

編：西島　敏史
中村正子顕彰会会長。１９４０年生まれ。１９６６年から２００１年まで、滋賀県内の高校にて教鞭を取る。南富永小学校（現高月小学校）の卒業生であり、3年と4年時の担任教諭が中村正子であった。