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学びの技法からトピックを通した憲法問題、模擬裁判までを段階的に学べる基礎ゼミ用テキスト。
演習授業で求められる技術を土台に、憲法にかかわるトピックを実践的に学び、模擬裁判で実体験ができる一冊。
初学者が自分なりの解決策を模索して、主体的に学ぶための実践的な内容と方法を提供しています。

第Ⅰ編　学ぶための技法
　第１章　発表の技法
　第２章　調べ方の技法

第Ⅱ編　トピックから学ぶ
＜初級編　新聞記事を素材に＞
　第３章　人権享有主体――人間以外の動物にも基本的人権は保障されるだろうか？
　第４章　政教分離――国家は宗教的なことにどこまでかかわることができるだろうか？
　第５章　プライバシーの権利――個人の自己兵法をどのように保護するか？
　第６章　生存権――すべての人に「人間らしい生活」が保障されているだろうか？
　第７章　婚姻の平等――同性婚を認めない民法や戸籍法は憲法に違反するのだろうか？

＜中級編　判例をよみとく＞
　第８章　自己決定権――患者の自己決定は認められるか？
　第９章　経済的自由――タトゥーイストに医師免許は必要か？
　第10章　財産権――森林法が共有森林の分割請求権を制限するのは憲法違反か？
　第11章　部分社会論――団体内部の紛争に司法審査は及ぶか？

＜上級編　判例比較・法理＞
　第12章　表現の自由――ビラ配りはどこまで自由に行えるのか？
　第13章　統治行為――裁判所は政治問題についてどこまで判断できるのか？
　第14章　選挙権――選挙権はどのような権利だろうか？

第Ⅲ編　リーガル・プラクティス
　第15章　模擬裁判――刑事裁判を理解し、実践する

編：大林啓吾
大林啓吾（おおばやしけいご）
慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了
現在　慶應義塾大学法学部教授
［主著］
大林啓吾編『コロナの憲法学』（弘文堂、2021年）〔共著〕
大林啓吾編『アメリカの憲法訴訟手続』（成文堂、2020年）〔共著〕

編：手塚崇聡
手塚崇聡（てづかたかとし）
慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学
現在　千葉大学大学院社会科学研究院教授
［主著］
手塚崇聡『司法権の国際化と憲法解釈――「参照」を支える理論とその限界』（法律文化社、2018年）〔単著〕
駒村圭吾編『プレステップ憲法［第3版］』（弘文堂、2021年）〔共著〕

編：小林祐紀
小林祐紀（こばやしゆうき）
慶應義塾大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学
現在　琉球大学大学院法務研究科准教授
［主著］
大沢秀介・大林啓吾編『アメリカ憲法と民主政』（成文堂、2021年）〔共著〕
大林啓吾・小林祐紀編『ケースで学ぶ憲法ナビ［第2版］』（みらい、2021年）〔共著〕