出版書誌データベース

保育者に子育て支援の役割が期待されるなかで、相談援助の考え方やカウンセリング・マインドをふまえた対応が求められている。本書は、子どもの発達理解からカウンセリング技法までを解説するとともに、保育現場等での豊富な事例を収載。保育・教育相談を実践的に学ぶことができる。最新の内容に更新した第2版。

第１部　基礎編
　第１章　保育の場における相談ニーズとカウンセリング・マインド
　第２章　子どもの発達理解と相談・支援
　第３章　保護者への対応――子育て支援の視点から
　第４章　発達障害や気になる子どもとその保護者へのかかわり
　第５章　子ども理解のための発達理論とカウンセリング的アプローチ
　第６章　保育場面でのカウンセリング技法の活用
　第７章　園・地域における専門家との連携による相談・支援
　第８章　保育者の専門性と相談活動
　第９章　基礎的対人関係のトレーニング

第２部　事例編
　事例１　子ども同時のいざこざ
　事例２　仲間に入れない子ども
　事例３　すぐに暴力を振るう子ども
　事例４　不登園の子ども
　事例５　虐待が疑われる子ども
　事例６　児童養護施設での不適切なかかわり
　事例７　障害のある子ども
　事例８　気になる子ども
　事例９　異文化理解
　事例10　保護者からの相談

保育・教育相談Q＆A
索引

編：小田　豊
小田 豊（オダ ユタカ）
広島大学教育学部教育専攻科修了。
国立教育政策研究所、国立特別支援教育総合研究所所長・理事長を経て、現在、聖徳大学大学院教授。
［主な著書］
・『[新装版]家庭のなかのカウンセリング・マインド――親と子の「共育学」』北大路書房、2014年
・『幼保一体化の変遷』北大路書房、2014年
・『子どもの遊びの世界を知り、学び、考える！――子育て・保育セミナー』ひかりのくに、2011年

編：秋田　喜代美
秋田 喜代美（アキタ キヨミ）
東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。
現在、東京大学大学院教育学研究科教授、日本保育学会理事、内閣府子ども・子育て会議会長。
［主な著書］
・『新 保育の心もち　まなざしを問う』ひかりのくに、2019年
・『学びの心理学 授業をデザインする』（放送大学叢書）左右社、2012年
・『学校教育と学習の心理学』（共著）岩波書店、2015年