医療科学新書
医療史跡探訪
医学史を歩く
著:諸澄 邦彦
紙版
内容紹介
日本各地の医跡を巡ると、その時代の史実に息づく熱いものが見えてくる。とりわけ洋学に刺激された系統的人体解剖への冀求にはじまり、圧倒的な惨禍をもたらす感染症に対峙する在野の医師たち、性差や病気へのいわれのない偏見との闘いを通して、日本の近代医療・医学の培ったもの、見失った姿をまのあたりにする。
目次
序章
一五四三年の転換/シーボルトとポンペ/感染症への挑戦 など5編
第一章 腑分けと解剖
蘭学の泉はここに/杉田玄白と前野良沢/山脇東洋 など10編
第二章 医学教育の史跡
ポンペとシーボルト/ベルツとスクリバ/ウィリアム・ウィリス など14編
第三章 感染症との戦い
天然痘/ペスト/赤痢と志賀潔/結核/コレラ/ハンセン病 など35編
第四章 医療と福祉の萌芽
松本良順/長与専斎/後藤新平など9編
第五章 エックス線の発見と医療への貢献
レムシャイド・レンネップ/ヴュルツブルグ など8編
ISBN:9784860034825
。出版社:医療科学社
。判型:新書
。ページ数:256ページ
。定価:1200円(本体)
。発行年月日:2016年12月
。発売日:2016年12月14日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MB。