論創ノンフィクション 14
定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会 2021年前半
忘却させない。風化させない。
編著:森達也
紙版
内容紹介
Go Toトラベルが昨年末に中止され、一〇日後には全国の感染者数が過去最多の七八六三人となる。水際対策が遅れた結果、全国の感染源は変異株に移行。経済重視と五輪開催ありきで進み、後手に回るコロナ対策。日本のコロナ禍は、いつ終息を迎えるのだろうか……。
目次
第三弾の刊行によせて 森達也/[医療]変異株の蔓延とワクチン接種の遅れ 斎藤環/[貧困]貧困の現場から見えてきたもの 3 雨宮処凛/[ジェンダー]コロナ禍とジェンター 3 上野千鶴子/[メディア]危機の時代のジャーナリズム 大治朋子/[労働]コロナ禍の労働現場 3 今野晴貴/[文学・論壇]コロナと五輪と戦争のアナロジー 斎藤美奈子/[ネット社会]職場で一人の女性が死んだ CDB/[日本社会]コロナ禍中脱力ニュース(2021年前半) 辛酸なめ子/[日本社会]続々・アベノマスク論 武田砂鉄/[哲学]コロナ禍と哲学 3 仲正昌樹/[教育]子どもと学生の生きづらさ 前川喜平/[アメリカ]新型コロナ日記 イン アメリカ 3 町山智浩/[経済]まだまだ進むコロナショックドクトリン 松尾匡/[東アジア]コロナ禍と東アジア(ポスト)冷戦 3 丸川哲史/[日本社会]甘ったるくてポエジーで楽観的な未来への視点を修正する 森達也/[ヘイト・差別]コロナ禍のヘイトを考える 2 安田浩一/[おまけ]論創社のコロナ日記 谷川茂/「新型コロナウイルスと私たちの社会」関連年表