第1章 生理学の基礎
1 細胞とその環境
1.1 生命の基本単位
1.2 生体の機能的構成
2 恒常性の維持と調節機構
2.1 恒常性の維持
2.2 調節機構
3 細胞の機能的構造
3.1 細胞膜
3.2 細胞内小器官
3.3 核
4 核酸と遺伝子
4.1 核酸の種類と構造
4.2 DNAと遺伝子
4.3 遺伝情報の複製
4.4 タンパク質合成
4.5 ヌクレオチドの代謝
4.6 遺伝的異常
5 幹細胞と再生医療
5.1 幹細胞とは
5.2 ES細胞
5.3 iPS細胞
5.4 iPS細胞の臨床応用
問 題
第2章 神経系の基本的機能
1 神経細胞
1.1 神経細胞の構造
1.2 神経接続の基本的構成
1.3 神経細胞のイオン組成と細胞膜の構造
1.4 神経の静止電位
2 神経信号の発生
2.1 活動電位の発生
2.2 閾膜電位と全か無かの法則
2.3 相対不応期と絶対不応期
3 神経信号の伝わり
3.1 有髄神経と無髄神経
3.2 興奮の伝導(活動電位の伝導)
3.3 神経伝導速度
4 神経の連絡と神経信号の伝達
4.1 シナプス伝達
4.2 興奮性シナプスと抑制性シナプス
4.3 神経伝達物質
4.4 シナプスの性質
4.5 シナプス接続と神経回路
問 題
第3章 神経系の機能
1 概要
2 末梢神経系
2.1 脳神経
2.2 脊髄神経
3 自律神経系
3.1 交感神経系
3.2 副交感神経系
3.3 自律神経系の化学伝達物質とその受容体
3.4 自律神経節後線維の神経終末部
3.5 自律神経系による内臓支配
3.6 内臓求心性線維
3.7 自律機能の反射性調節
4 中枢神経系
4.1 脊髄の構造と機能
4.2 脳の構造と機能
5 睡眠と覚醒
5.1 脳波
5.2 睡眠・覚醒
6 学習と記憶
6.1 陳述記憶
6.2 手続き記憶
6.3 学習と記憶のメカニズム
6.4 臨界期
問 題
第4章 感覚の生理
1 感覚総論
1.1 適刺激、様式
1.2 刺激の強さと感覚の大きさの関係
1.3 受容変換部位
1.4 色々な条件下での感覚
2 体性感覚・内臓感覚
2.1 皮膚感覚
2.2 深部感覚
2.3 内臓感覚
2.4 痛覚と痒み
3 化学感覚(味覚、嗅覚)
3.1 味の種類と受容体、味の受容器
3.2 味覚の伝導路
3.3 味覚が関与する反射
3.4 においの種類とその受容器
3.5 嗅覚の伝導路
4 視覚
4.1 眼の構造と役割
4.2 眼の遠近調節
4.3 眼に入る光の量の調節
4.4 網膜
4.5 視覚の伝導路
5 聴覚、平衡感覚
5.1 音とは
5.2 音が神経の信号に変えられるまで
5.3 聴覚の伝導路
5.4 平衡感覚の受容器
5.5 平衡感覚の伝導路
問 題
第5章 筋肉・運動の生理
1 筋肉の種類と性質
1.1 筋肉の構造と分類
1.2 骨格筋・心筋・平滑筋の構造と特性
1.3 骨格筋・心筋・平滑筋の機能的特性
2 骨格筋の生理機能
2.1 骨格筋に分布する神経と血管
2.2 羽状筋と平行筋
2.3 筋収縮タンパクの微細構造
2.4 運動神経と神経筋接合部と運動単位
2.5 筋収縮の仕組みとATPエネルギー
2.6 ATPの合成機構
2.7 骨格筋の機械的特性
2.8 筋線維の分類:TypeI細胞とTypeⅡ細胞
2.9 筋肉の委縮と肥大
2.10 筋血流量の調節
問 題
第6章 運動の制御機構
1 運動の実行
1.1 運動単位
1.2 筋張力の制御
2 運動の制御指令
2.1 基本的な運動のプログラム
2.2 上位運動中枢と運動指令の伝導路
2.3 大脳皮質運動野
2.4 大脳基底核
3 運動の調節
3.1 小脳による運動調節
問 題
第7章 血液の生理
1 血液の構成
2 有形血液成分
2.1 造血
2.2 赤血球
2.3 白血球
2.4 血小板
2.5 白血病
3 液体血液成分
3.1 血漿タンパク質
3.2 血液凝固因子
3.3 免疫物質
3.4 脂質
3.5 糖質
3.6 ミネラル
問 題
第8章 生体防御
1 リンパ組織
2 自然免疫
2.1 食細胞による貪食
2.2 補体
2.3 好酸球と抗塩基球
2.4 ナチュラルキラー細胞(NK 細胞)
2.5 樹状細胞と抗原提示
2.6 サイトカイン
2.7 トル様受容体
3 適応免疫
3.1 Tリンパ球
3.2 Bリンパ球と抗体産生
3.3 抗体の役割
3.4 免疫記憶と予防接種
4 炎症
5 免疫の異常
5.1 アレルギー
5.2 自己免疫疾患
問 題
第9章 循環の生理
1 循環系の概要
2 心臓
2.1 心臓の機能的構造
2.2 心筋細胞の興奮と伝導
3 心電図
3.1心電図の記録法
3.2 心電図の見かたと異常心電図
4 心臓のポンプ作用と心周期
4.1 心周期
4.2 心音
5 心拍出量
6 血管系
6.1 動脈
6.2 毛細血管系
6.3 静脈系
7 心臓・血管の調節機構
7.1 心臓機能の調節
7.2 血管運動の調節
8 特殊領域の循環
8.1 肺循環
8.2 冠状循環
8.3 胎児の血液循環
8.4 脳循環
9 リンパ管系
問 題
第10章 呼 吸
1 呼吸器
1.1 気道
1.2 肺
2 呼吸運動
2.1 胸郭運動
2.2 呼吸筋
3 肺機能
3.1 肺気量
3.2 気道抵抗と換気障害
3.3 肺コンプライアンス
4 体内のガス交換
4.1 肺のガス交換
4.2 血液によるO2運搬
4.3 血液によるCO2の運搬
5 末梢の受容器・反射
5.1 末梢性化学受容器
5.2 肺の機械容器
6 呼吸の神経性調節
6.1 呼吸の運動制御について
6.2 呼吸中枢
6.3 中枢性化学受容
6.4 安静時の換気量の調節機構
7 呼吸の随意性調節
7.1 呼吸の随意性調節
7.2 発声-呼吸連関
8 特殊呼吸、環境と呼吸
8.1 異常呼吸の種類
8.2 特殊環境の呼吸への影響
8.3 運動と呼吸
問 題
第11章 消化・吸収
1 消化・吸収の概要
1.1 消化器系の構造
1.2 消化管運動の役割と様式
1.3 自律神経系の働き
1.4 三大栄養素の消化
2 口腔での消化
2.1 そしゃく(咀嚼)
2.2 唾液
2.3 嚥下
3 胃での消化
3.1 胃の運動
3.2 胃液
4 小腸での消化と吸収
4.1 小腸の運動
4.2 膵液
4.3 胆汁
4.4 小腸での消化・吸収
4.5 消化管ホルモンによる消化の調節
5 大腸
6 排便
問 題
第12章 栄養・代謝
1 概要
1.1 栄養と栄養素
1.2 代謝とは
2 エネルギー代謝
2.1 エネルギー量とカロリー
2.2 呼吸商(呼吸比)
2.3 基礎代謝
2.4 食事誘発性熱産生
2.5 身体活動とエネルギー消費
3 栄養素の代謝
3.1 糖質代謝
3.2 タンパク質代謝
3.3 脂質代謝
3.4 絶食時の代謝
4 血糖の維持と糖尿病
4.1 血糖の維持
4.2 糖尿病
5 ビタミン
5.1 脂溶性ビタミン
5.2 水溶性ビタミン
6 ミネラル
6.1 ナトリウム (Na)
6.2 カリウム (K))
6.3 カルシウム (Ca)
6.4 鉄 (Fe)
問 題
第13章 腎臓の生理
1 腎臓の機能的構造
1.1 ネフロン
1.2 腎循環系の特徴
2 尿の生成とその機序
2.1 糸球体濾過
2.2 再吸収される物質
2.3 分泌される物質
2.4 水素イオンの分泌と体液[H+]調節
2.5 クリアランス
3 排尿
3.1 尿管
3.2 膀胱
3.3 排尿反射
問 題
第14章 体液の恒常性
1 体液の浸透圧濃度
1.1 溶液の濃度
1.2 体液の浸透圧濃度
2 体液量と体液の組成
2.1 体液量とその区分
2.2 体液の組成
3 体液浸透圧の調節機構
3.1 調節の概要
3.2 血漿量の調節
3.3 血漿Na+量の調節
4 体液[H+]とpH
4.1 水素イオン濃度とpH
4.2 酸と塩基
4.3 緩衝作用
4.4 血液の緩衝系
5 血液[H+]の調節機構
6 アシドーシスとアルカロ-シス
6.1 呼吸性アシドーシスと呼吸性アルカローシス
6.2 代謝性アシドーシスと代謝性アルカローシス
7 代償作用
問 題
第15章 内分泌
1 ホルモン
1.1 ホルモンの種類と受容体
1.2 ホルモン分泌の調節
1.3 視床下部ホルモンと下垂体
1.4 副腎髄質ホルモン
1.5 甲状腺刺激ホルモンと甲状腺ホルモン
1.6 膵臓と糖代謝
2 骨とカルシウム代謝
2.1 骨とカルシウム
2.2 カルシウム代謝
3 生殖とホルモン
3.1 精子形成
3.2 卵子の形成と排卵
3.3 妊娠と分娩
問 題
第16章 体温の調節
1 体温とは
1.1 核心温と外層温
1.2 検温
1.3 核心温の限界
2 体温のリズム
2.1 概日リズム
2.2 概月リズム
3 熱の移動
3.1 非蒸散性熱損失
3.2 蒸散性熱損失
4 体温調節反応
4.1 自律性体温調節反応
4.2 行動性体温調節反応
5 自律性体温調節のメカニズム
5.1 体温調節の2つの制御様式
5.2 体温調節中枢からの指令伝達メカニズム
6 発熱
6.1 発熱とうつ熱
6.2 発熱の生理的意義
6.3 発熱のメカニズム
問 題
第17章 成長と老化
1 ヒトのライフコース
2 受精から着床まで(=母体の妊娠成立まで)
2.1 先体反応から受精まで
2.2 受精から着床まで
2.3 妊娠の成立
3 胎芽期と胎児期=母体の妊娠期
3.1 胎児付属物
3.2 胎芽期
3.3 胎児期
3.4 妊娠中の母体変化
4 分娩
4.1 分娩と出生
4.2 分娩後の母体の変化
5 個体の成長
5.1 身長・体重の経時的変化
5.2 各器官系の成長パターン
5.3 器官系の発達と成長
6 個体の加齢・老化に伴う変化
6.1 細胞レベルの老化
6.2 組織レベルの老化
6.3 器官系レベルの老化
7 個体レベルの老化
8 死
8.1 死の受容
8.2 臨死期の生体の変化
8.3 死を含む状態
8.4 死後の生体の変化
9 健康フロンティアとホメオスタシス
問 題