出版書誌データベース

敦煌莫高窟の芸術に魅せられ、その調査と研究に生涯をささげた敦煌研究院名誉院長、段文傑。その主要論考の内、莫高窟の芸術と歴史を理解する上で特に重要な九編を収録。著者による模写図版も多数収録。
目次
第一部
第一章 十六国・北朝期の敦煌石窟芸術
第二章 唐代前期の莫高窟芸術
第三章 唐代後期の莫高窟芸術
第四章 晩期の莫高窟芸術
第二部
第一章 敦煌早期壁画の様式的特徴と芸術的達成
第二章 莫高窟隋代壁画研究
第三章 敦煌石窟初唐壁画の概況
第三部
第一章 敦煌壁画における衣冠服飾
第二章 玄奘取経図研究
段文傑学術年表
参考文献
監訳者あとがき

目次
第一部
第一章 十六国・北朝期の敦煌石窟芸術
第二章 唐代前期の莫高窟芸術
第三章 唐代後期の莫高窟芸術
第四章 晩期の莫高窟芸術
第二部
第一章 敦煌早期壁画の様式的特徴と芸術的達成
第二章 莫高窟隋代壁画研究
第三章 敦煌石窟初唐壁画の概況
第三部
第一章 敦煌壁画における衣冠服飾
第二章 玄奘取経図研究
段文傑学術年表
参考文献
監訳者あとがき

著：段文傑
1917年四川省生まれ。重慶の国立美術学院（現・中央芸術学院）卒業後に国立敦煌文化財研究所に配属される。
それ以降、敦煌の莫高窟や楡林窟に描かれた壁画の模写および研究に従事する。1984年敦煌研究院創立時に初代院長に就任。また、日本画家の平山郁夫と長年にわたる交流があった。1998年敦煌研究院名誉院長に就任し、2011年に逝去。著書に『中国美術分類敦煌壁画全集』「段文傑敦煌石窟美術エッセイ集」など多数。

訳：向井 佑介
1979年兵庫県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程から京都大学大学院人文科学研究所助手・助教、京都府立大学文学部講師・准教授を経て、京都大学人文科学研究所准教授。専門は中国考古学・歴史考古学。著書に『中国初期仏塔の研究』（臨川書店、2020年）、監訳・翻訳に『唐長安　大明宮（全二巻）』（科学出版社東京発行、ゆまに書房発売、2021年）がある。

訳：三好 祥子
1969年三重県生まれ。龍谷大学大学院文学研究科東洋史学専攻修士課程を修了し、1999年から2001年まで
青海師範大学および青海民族学院民族師範学院に留学。帰国後、会社勤務などを経て現在フリーランス翻訳者。おもに字幕翻訳を手がける。