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震災を語り継ぐ

関東大震災の記録と東日本大震災の記憶

著:石井正己

紙版

内容紹介

東日本大震災から12年、関東大震災から100年、記憶を風化させず、記録をよみがえらせる。

目次

命を守るために――東日本大震災から一二年、関東大震災から一〇〇年
本書の講演について一言
Ⅰ 震災・復興と福島・岩手・宮城――民話の力
1 原発事故と昔話――今、梁川の昔話を語ること
2 地域の言葉で語ること――心を癒やす方言
3 復興を支える民話の力――内発的発展の可能性
Ⅱ 関東大震災の東京――作文の力
4 関東大震災の本郷――子供たちの声に耳を傾ける
5 関東大震災の本所――子供たちの体験を知る
6 小学一年生が書いた関東大震災――「震災を忘れない」ために
7 エリートたちの関東大震災――第一高等学校『大震の日』
Ⅲ 三陸大津波の釜石――記録の力
8 釜石を歩いた柳田国男と佐々木喜善――「豆手帖から」と「辺土の浜」
9 残された教訓を未来へつなぐ――『地震並津浪の常識』の活用
10 明治三陸大津波と釜石――雑誌『風俗画報』に見る
Ⅳ 柳田国男・宮沢賢治・井上ひさし――文学の力
11 河童や幽霊は今もいるか?――命を見つめて生きるための『遠野物語』
12 宮沢賢治を食う!――「グスコーブドリの伝記」など
13 渡された「思い残し切符」――宮沢賢治と井上ひさし
初出一覧

著者略歴

著:石井正己
東京学芸大学教授

ISBN:9784838234042
出版社:三弥井書店
判型:A5
ページ数:312ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS