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春夏秋冬、わたしたちはいろいろな風に吹かれながら生きています。たこ揚げや風車など、風の力を利用しているものもたくさんあります。いったい風はどうやって吹いているのでしょう。どこから来てどこへ行くのでしょう。風を生み出すのは、つめたい空気とあたたかい空気のながれです。小さなそよ風も、大きな台風も、基本のしくみはおなじなのです。地球上のさまざまな風の動きをひもといていきます。

著：吉野正敏
吉野正敏　1928年、東京都に生まれる。東京文理科大学地学科卒業。理学博士。おもな著書に『風の世界』（東京大学出版会）、『世界の風・日本の風』（成山堂書店）、『新版　小気候』（地人書館）など多数ある。

絵：夏目義一
夏目義一　1954年、神奈川県に生まれる。日本大学芸術学部卒業。動物画を中心に、ナチュラルアート全域を制作テーマとする。作品に『海べの一日』（岩崎書店）、『おおきくなりたい　こりすの　もぐ』『ピエロのあかいはな』『きえるあひる』『おとが　あふれて　オムライス』（以上、福音館書店）などがある。