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ジョン・レノンに啓示を与えた言葉の魔力！　1883年にレバノンに生まれ、渡米後ベストセラー「預言者」を刊行した作家ジブラーン。異才が紡いだ珠玉のアフォリズム集「砂と泡」を本邦初訳。

わたしは永遠にこの浜辺を歩いてゆく
砂と泡のあいだを。
潮がさすと足跡は消えて
風が吹くと泡は弾けるだろう。
けれども海と浜辺は残っているだろう
永遠に。（「砂と泡」）

序文　ジョン・レノンの「ジュリア」から
Ⅰ　「砂と泡」のあいだ
Ⅱ　「砂と泡」のかけら
ジブラーンとその「砂と泡」をめぐるノート
年譜

著：カリール・ジブラーン
1883年、レバノン生まれ。アラビア語と英語を用いて著作を公刊。『預言者』がアメリカでミリオンセラーとなった。他に『狂人』『人の子イエス』など。1931年没。

訳：川名澄
1960年、愛知県生まれ。タゴール『ギタンジャリ（歌のささげもの）』『迷い鳥』、『新編　イソップ寓話』、『 わたしは誰でもない　エミリ・ディキンスンの小さな詩集』（以上風媒社）、タゴール詩・木下牧子曲『混声合唱とピアノのためのギタンジャリ』（音楽之友社）などの訳書がある。