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生きてゆく上で人間にはどれだけの「癒し」が必要か？源平争乱の動乱期、力を揮う者がつぎつぎと滅びてゆくのを見やりながら、後白河院は無常の世を生ききった。その秘訣とは？

Ⅰ今様歌舞伎
　風流三十三間堂
　　第一幕　鹿谷密議宴
　　第二幕　今様死出餞
　　第三幕　天狗鎮魂譜
Ⅱ後白河院の癒しの生涯
　　第一章　今様歌の癒し
　　第二章　天狗の癒し
　　第三章　神仏あそびの癒し・天皇家略系図・藤原氏略系図

著：藤原　成一
1937年兵庫県生まれ。東京大学文学部卒業。専攻は日本文学・日本文化史。現在、日本大学芸術学部教授。【著書】『仏教ごっこ日本』『日本往生術』『風流の思想』『宗教を考えるヒント』『癒しの日本文化誌』『癒しの地形学』『天狗はうたう―後白河院の癒しの生涯―』『弁慶―英雄づくりの心性史―』『太郎冠者、まかりとおる』『癒しのイエ―日本文化の5つの原理』（いずれも法蔵館）『幽霊お岩－忠臣蔵と四谷怪談』（青弓社）など。 （本データはこの書籍が刊行当時掲載されていたものです。）