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原子力発電企業と事業経営

東日本大震災と福島原発事故から学ぶ

編著:小笠原 英司
編著:藤沼 司

紙版

内容紹介

原発が存在することの重大性を、どのように受け止めるべきか。福島原発事故を「マネジメントの失敗」と捉えるならば、経営学は「原発問題」の検証に積極的な役割を果たす責任がある。本書は「専門家と生活者の新たな協働」という視点に立ち、経営哲学、電力産業論、組織論、情報論、財務論、会計学の立場から多角的に接近を試みた共同研究である。

目次

第一章 科学技術時代における「専門家」と「生活者」―原発問題に接近するための基礎概念―(小笠原英司)
第二章 専門化社会における「安全・安心」確保の問題―「専門家と生活者の協働」構築への予備的考察―(藤沼 司)
第三章 原子力「安全神話」をめぐる考察(野中洋一)
第四章 システム信頼の逆機能に関する試論―言説分析による解釈を手掛かりにして―(木全 晃)
第五章 リスク・コミュニケーションの現状とその可能性―「福島原発事故」の社会的合意形成を目指して―(石井泰幸)
第六章 原子力発電の安全性に係るアカウンタビリティへの接近―東日本大震災後の東京電力の事例の解釈を通じて―(坂井 恵)
第七章 災害時における地域金融機関の行動(森谷智子)

ISBN:9784830949050
出版社:文眞堂
判型:A5
ページ数:218ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2016年09月
発売日:2016年09月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:THY