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尚友ブックレット

幸倶楽部沿革日誌

編:尚友倶楽部
編:小林 和幸

紙版

内容紹介

明治後期の貴族院会派の活動の実態が垣間見られる史料。大隈重信を首班とする隈板内閣の成立(明治31年)を契機に政党支配に対抗して貴族院の「本分」を尽くすべしとする勢力結集の動きが高まり、幸倶楽部は設立された(明治32年)。
「沿革日誌」には、設立から昭和元年の帝国議会開院式までの27年間の各種会合の概要、規約、役員改選、審議される法案についての協議内容などが記されている。

目次

【目次】
幸倶楽部沿革日誌
幸倶楽部小史(貴族院嘱託花房崎太郎述)
研究会小史(鍋島直虎記)
【解題】「幸倶楽部沿革日誌」から見る明治・大正の貴族院会派(小林和幸

著者略歴

編:尚友倶楽部
旧貴族院の会派「研究会」所属議員により1928年に設立された公益事業団体。学術研究助成、日本近代史関係資料の調査・研究に取り組んでいる。その成果は、『品川弥二郎関係文書』『山県有朋関係文書』『三島弥太郎関係文書』『阪谷芳郎東京市長日記』『田健治郎日記』など30冊以上の資料集として出版されている。
編:小林 和幸
1961年長野県生まれ。青山学院大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学後、同大学文学部助手、宮内庁書陵部主任研究官、駒澤大学文学部助教授などを経て、2006年より青山学院大学文学部教授。博士(歴史学)。著書に『明治立憲政治と貴族院』、『谷干城―憂国の明治人』がある。

ISBN:9784829506110
出版社:芙蓉書房出版
判型:A5
ページ数:208ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2013年12月
発売日:2013年12月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPH