第1部 琉球諸語概説
1 琉球における言語研究と課題 〔新垣友子〕
2 「奄美語」概説 〔新永悠人〕
3 「国頭語」概説 〔西岡 敏〕
4 「沖縄語」概説 〔西岡 敏〕
5 「宮古語」概説 〔青井隼人〕
6 「八重山語」概説 〔仲原 穣〕
7 「与那国語」概説 〔伊豆山敦子〕
第2部 琉球の島々の唄と言葉――琉球の島々の唄者たち
―琉球諸語の復興を目指して―
〔照屋寛徳・天久勝義・大工哲弘・宮良康正/司会 比嘉光龍〕
琉球諸語は「方言」ではなく独立した「言語」/琉球の島々の6つの言語を味わう/「かじゃでぃ風」はおきなわの祝い曲/祝いの座で歌う「とうがにあやぐ」/幕開きで嘉利をつける「赤馬節」/与那国の願い事はまず「旅果報」「トゥグル嶽」/それぞれの地域の「ありがとうございます」/琉球の島々の情唄/琉球の島々の閉めの唄
「琉球諸民謡」という新しい定義の提唱 〔比嘉光龍〕
琉球諸島地域の音楽/「琉球諸民謡」の定義と特徴/琉球諸島地域の民謡、新民謡、現代民謡/琉球の島々のお祝い曲を含めた3曲/ラジオ番組を通して伝えた琉球の島々の民謡
第3部 琉球諸語の復興〈シンポジウム〉
琉球諸語の復興を目指して
―スペイン・アメリカの少数言語復興から学ぶ―
〔塚原信行・松原好次・比嘉光龍/司会 新垣友子〕
伊波普猷作琉歌を唄う/スペイン・カタルーニャにおける言語復興(塚原信行)/ハワイ語復興運動の歴史と到達点(松原好次)/琉球王国の言語は方言ではない(比嘉光龍)/
〈パネルディスカッション〉
言語復興のきっかけとは/なぜ琉球諸語の復興運動が起らないのか/二者択一ではなくてバイリンガルで/琉球諸語を学校のカリキュラムに入れる/うちなーぐちの復興に必要なものは誇り
少数言語復興運動の意義――あとがきに代えて 〔原 聖〕
少数言語と国語、多言語国家/少数言語復興を支える根拠
附録DVD「琉球の島々の唄者たち」