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中国と中国人の本質を７０年以上前に鋭く見抜いていたアメリカ人外交官がいた。新聞・雑誌・インターネットで大反響を呼んだ本がソフトカバーの〈普及版〉で再登場。

著：ラルフ・タウンゼント
１９００ー１９７５。アングロサクソン系アメリカ人。コロンビア大学卒業後、新聞記者、母校の英語科教師を経てアメリカ国務省に入る。１９３１年に上海副領事に。ここで満州事変にともなう第１次上海事変に遭遇。その後福建省福州福領事。１９３３年に外交官を辞している。帰国後はスタンフォード大学講師のかたわら、極東問題の講演・言論活動・出版の専念。１９３７年には来日している。「アメリカは極東に手を出さず、日本に任せよ」という持論はアメリカの極東政策への厳しい批判となり、真珠湾攻撃後には反米活動をした罪で１年間投獄された。５冊の著書すべてに極東アジアに関する鋭い知見を披露。

訳：田中　秀雄
１９５２年生まれ。慶應義塾大学卒。日本近現代史研究家。

訳：先田　賢紀智
１９５５年生まれ。早稲田大学卒。千葉県の県立高校教諭。