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長い江戸時代のおわり

著:池田信夫
著:與那覇潤

紙版

内容紹介

①地政学 ②エコロジー ③フェミニズム ④ポリティカル・コレクトネス――令和の今をにぎわすテーマは、目新しい事ではない。昭和40年代、平成の初めに続いて戦後3度目の出来事だ。そして結局、バカ騒ぎするだけで課題は解決されることなく、先送りされて繰り返されてきた。そして、コロナ禍とウクライナ戦争によって再び浮き彫りになった日本の病理。日本人はドツボにはまって抜け出せない。平成がさらに劣化された時代に、われわれは生きねばならないのか! 地に足の着いた解決策を模索する書。

目次

第1章 国際情勢――ウクライナ戦争で「平和主義」は終わるのか
第2章 政治――「自民党一強」はいつまで続くか
第3章 経済――「円安・インフレ」で会社はどうなるか
第4章 環境――「エコ社会主義」に未来はあるか
第5章 中国――膨張する「ユーラシア」とどう向きあうか
第6章 提言――日本の未来も「長期楽観」で

著者略歴

著:池田信夫
1953年生まれ。東京大学経済学部卒業後、日本放送協会(NHK)に入局。報道番組「クローズアップ現代」などを手掛ける。NHK退職後、博士(学術)取得。経済産業研究所上席研究員などをへて現在、アゴラ研究所代表取締役所長。著書に『イノベーションとは何か』(東洋経済新報社)、『「空気」の構造』(白水社)、『「日本史」の終わり』(與那覇潤氏との共著、PHP研究所)、『戦後リベラルの終焉』(PHP研究所)他。
著:與那覇潤
1979年、神奈川県生まれ。2007年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。当時は歴史学者で、専門は日本近現代史。地方公 立大学准教授として7年間教鞭をとった後、17年に病気離職。新型コロナ禍での学会の不見識に失望し、21年刊行の 『平成史』(文藝春秋)を最後に歴史学者の呼称を放棄した。20年、『心を病んだらいけないの?』(斎藤環氏との共著、新潮選書)で小林秀雄賞。
著書に講義録『中国化する日本』(文春文庫)、時評集『歴史なき時代に』(朝日新書)など。

ISBN:9784828424231
出版社:ビジネス社
判型:4-6
ページ数:224ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2022年08月
発売日:2022年08月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB